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テレビディレクターはテレビ番組の制作において現場の責任者としての役割を持ち、脚本や演出から編集に至るまでの、制作の工程をまとめる職種です。おもしろいテレビ番組ができるかどうかは、テレビディレクターの手腕にかかっています。ここでは、テレビディレクターの仕事内容の概要や年収、テレビディレクターになるための方法などについてまとめました。

益子 ヒロシと広川 ふみ
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2018年5月8日

【テレビ局のお仕事情報】テレビディレクターの概要と年収

【テレビ局のお仕事情報】テレビディレクターの概要と年収

テレビ番組の制作にかかわる仕事には様々なものがありますが、テレビディレクターがどういった役割を持つ職種か、正確に答えられる人は意外と少ないものです。

テレビプロデューサーとテレビディレクターの違いは分かりにくいと言われることもあります。

テレビディレクターは、制作の現場で指揮を執って演出編集を行なう仕事です。

そこで、テレビディレクターの仕事内容の概要や年収、やりがい、テレビディレクターになるための方法や求められる資質などについてまとめました。

テレビディレクターの役割

テレビディレクターの役割

テレビディレクターは、テレビ番組の制作現場の責任者であり、脚本や演出、編集といった番組製作の工程をまとめる職種です。

企画に基づいて台本作成依頼を行ない、ロケやスタジオ収録の際には監督として指示を出し、収録したVTRの編集を行なうといった、企画が番組として完成するまでの一連の制作工程を担う役割を持っています。

予算やスケジュールを決めるのはテレビプロデューサーですので、連携を図って仕事を進めていくことが必要です。

どんなに立派な企画であっても、頭の中に思い描いていたイメージを形にできなければ、意図していたような番組を世に出すことはできません。

テレビ番組のおもしろさは、テレビディレクターの演出にかかっていると言えます。

テレビディレクターの就業先は、テレビ局、あるいは制作会社

テレビ局の場合、大手キー局と地方局では、仕事内容や仕事の幅に違いがあります。

大手キー局ではひとり1番組を担当し、人気バラエティ番組ではコーナーごとに担当が分かれていることもありますが、地方ではドキュメンタリーやスポーツ中継、バラエティ番組など幅広い番組をひとりで担当することが多いです。

また、大手キー局では分業制ですが、地方局ではリサーチ編集作業台本作成などをテレビディレクターが行なうこともあります。

テレビディレクターの仕事内容の概要

テレビディレクターの仕事内容の概要

テレビディレクターは、テレビ番組の企画をもとに番組を完成させるまでに、一連の工程にかかわる仕事。

テレビ番組の企画を考えるのはテレビプロデューサーの仕事でもありますが、テレビディレクターも番組の企画を考えたり、番組内で取り上げるネタを探したりします。

ネタに基づいて事前に取材を行ない、掘り下げておくことも良い番組づくりには欠かせないことです。

テレビディレクターはロケやスタジオ収録の際には、タレントなどの出演者照明や音響スタッフ小道具や大道具カメラマンなどに対して、番組の演出イメージに沿って指示を出していきます。

ドラマ制作の現場では、若手俳優への演技指導を行なうのも、テレビディレクターの仕事。

生放送での収録の場合もその場で指示を出しますが、出演者やスタッフとの綿密な打ち合わせが必要です。

番組の撮影をスムーズに進行させるとともに、いかにおもしろい番組にしていくか、テレビディレクターの手腕にかかっています。

収録したVTRが揃ったら、テレビディレクターが行なうのは編集作業

VTRのどの部分を使ったらおもしろいものになるか、構成やテロップなどを考えて編集スタッフに指示を出します。

ナレーション撮りを行なったあと、最終確認を行なうと、いよいよ番組が完成です。

テレビプロデューサーとテレビディレクターの違い

テレビプロデューサーとテレビディレクターの違い

テレビディレクターとともにテレビ番組の制作に携わる仕事として、テレビプロデューサーがあります。

両者とも番組の最後のエンドロールにクレジットが載るため、違いが分かりにくいと言われがちです。

テレビプロデューサーとテレビディレクターは、企画会議などで番組の方向性を共有し、互いに協力し合ってテレビ番組を制作していきます。

テレビプロデューサーはテレビ番組の企画や予算管理、出演者のキャスティング及びギャラの交渉、制作スタッフの人事といった大枠を決めて、制作統括を行なう役割を持つ職種。

一方、テレビプロデューサーの指揮のもとで、実際に現場でスタジオ収録やロケを行ない、編集作業にかかわるなど、テレビ番組の制作を行なう現場の責任者がテレビディレクターです。

テレビプロデューサーはデスクワークが中心、テレビディレクターは現場での仕事が中心という違いもあります。

テレビディレクターの年収相場

テレビディレクターの年収相場

テレビディレクターの年収は、大手キー局と地方局、制作会社で差があります。

大手キー局は年収水準が高く、30代で1,000万円40代では1,500万円が相場です。

地方局のテレビディレクターは、大手キー局よりも2~3割程度少ない年収水準。

30代で700~800万円40代で1,000~1,200万円程度が相場になります。

制作会社は企業規模にもよりますが、地方局よりもテレビディレクターの年収水準は低めで、30代半ばでも400~500万円程度

テレビディレクターは重労働とも言える仕事ですので、制作会社では割に合わないと感じる人が少なくないのが実情です。

テレビ局と制作会社の年収格差は、制作会社の数が増えすぎて過当競争になっている業界構造により、テレビ局から制作会社に支払われる制作費が抑えられていることが要因として挙げられます。

テレビディレクターになるには

テレビディレクターになるには

テレビディレクターは未経験で就くことができる仕事ではなく、大学や専門学校を卒業したあとに、まずは、アシスタントディレクターからスタートするのが一般的です。

アシスタントディレクターとして、テレビ番組制作に必要な知識や経験を身に付けたあと、実績次第でディレクターに昇格できます。

アシスタントテレビディレクターからテレビディレクターにキャリアアップできるまでの期間は、テレビ局では通常5年程度が目安。

テレビディレクターになった初めのうちは、深夜番組や帯番組のコーナーを担当するケースが多いです。

テレビ局の制作部門では、4年制大学卒業以上の学歴を採用の条件としているケースが多くを占めます。

制作会社のテレビディレクターの場合は、短大や専門学校の卒業者にも門戸が開かれていることがあり、映像関係の専門学校に進んでおくと有利です。

また、テレビ局の場合、転職で入社することは難しいですが、制作会社のテレビディレクターの場合は、広告関連などのディレクターからの転職者も少なくありません。

学生時代から制作会社でアルバイトをして、そのまま入社するケースもあります。

テレビディレクターの仕事はハード

テレビディレクターの仕事はハード

テレビディレクターの仕事は定時で帰れることはほとんど少なく、勤務時間が不規則でハードワークになりがちです。

テレビディレクターが多忙を極めるのは、企画会議に出席し、スタジオ収録やロケ、編集作業など複数の業務を行なう中で、特にロケ編集作業に多大な時間を要することが要因のひとつ。

ロケでの拘束は短いものは1日ですが、数ヵ月に亘るロケもあります。

収録に放送時間の数倍の時間をかけるだけでなく、編集にも数十倍もの時間をかける番組もあり、編集作業の途中では試写を行ない、スタッフの意見を聞く機会を設けるケースが大半です。

こうした仕事の合間に、アシスタントディレクターが集めた資料を読み込む時間を確保する必要もあります。

テレビ番組の制作で納期をずらすことはできないため、徹夜してでも編集作業を終わらせるという必要性に迫られることが少なくありません。

忙しくて家に帰れない日々が続くイメージを持たれやすいテレビディレクターですが、実際に多忙を極める仕事です。

また、退社後や休日も、番組づくりに良いネタはないか考えるなど、公私の区別なく、番組づくりに情熱をかたむけている人が多くいます。

テレビディレクターの仕事は納期までに番組制作を終わらせる責任があり、撮影に関するトラブルにも対応することが求められますので、精神的にも手強いものです。

テレビディレクターに求められる資質

テレビディレクターに求められる資質

テレビディレクターの仕事は多岐に亘るため、テレビ制作に関する知識や経験を持っているだけではなく、様々な資質が必要とされています。

テレビディレクターの仕事に就くには、テレビや映像が好き探求心があることが大前提。

テレビ制作の現場では、出演するタレントや多くのスタッフがかかわって番組づくりが進められていきます。

スタッフなどのモチベーションを維持して、スムーズに番組制作を進行させていくためには、コミュニケーション能力が高く、リーダーシップが備わっていることが必要です。

取材対象者に取材を承諾してもらうような場面でも、コミュニケーション能力は求められますので、欲しい映像を作るために必須とも言えるスキルになります。

また、視聴者に新しいおもしろさを感じさせるためには、好奇心が旺盛で時代のニーズを読み取れるとともに、新たなアイディアを生み出せる発想力も必要。

スタジオ収録やロケでは、想定外のことも起こり得るため、臨機応変に柔軟に対応し、適切に状況判断を行なう対応力も必要な能力です。

テレビディレクターのやりがい

テレビディレクターのやりがい

激務になりやすいテレビディレクターの仕事ですが、制作スタッフ一丸で制作に取り組み、番組が完成して達成感が得られたときは、やりがいを感じられる瞬間となります。

自分の制作したテレビ番組を実際に見ることは、テレビディレクターなど番組制作にかかわる人ならではの醍醐味。

そして、テレビディレクターが最もやりがいを感じることが多いのは、納得のできる内容で作ったテレビ番組が高い視聴率を取れて、数字として評価されたときです。

特に、今までになかったような新しい企画が視聴者に受け入れられて、視聴率につながったときはやりがいを感じられます。

番組のサイトやツイッターなどで視聴者の声を目にして、良い反響が得られると、仕事への意欲につながりやすく、充足感を得ることも可能。

テレビディレクターは、さらにもっと良い番組を作るため、成長を続けていける仕事でもあります。

※この記事は、2018年1月時点の情報に基づいて作成されています。

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