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最近のラジオの楽しみ方には多様性が出てきています。スマートフォンでも、アプリをダウンロードすると全国の放送がどこからでも聴けるようになり、ラジオ局のクラウドサービスを利用すれば過去の放送を好きなところでも聴けることなど、いつでもラジオ番組を楽しめる時代になりました。あらゆる楽しみ方ができるラジオですが、キー局によっても特徴が違います。今回は、日本国内のラジオ局の特色とAM、FMそれぞれのキー局について情報をお届けしましょう。

益子 ヒロシと広川 ふみ
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2019年8月27日

【徹底比較】ラジオ局の規模や特徴について

【徹底比較】ラジオ局の規模や特徴について

ラジオ局はキー局やローカル局があり、それぞれにAM、FM放送があります。キー局は規模も大きく、全国に番組を配信していることが特徴です。AM放送はトークが、FM放送は音楽が主流でしたが、最近ではそのような違いもなくなってきました。

以前のAM放送は、場所によっては聴き取れないというデメリットがありましたが、最近では全く同じ放送をFM放送(ワイドFM)を使って送信し、どこでもノイズなしで聴き取れるようになりました。

また、スマートフォンにアプリをダウンロードすると、全国の放送がどこからでも聴けるようになっています。その他にも、ラジオ局のクラウドサービスを利用すれば過去放送を好きなところでも聴けることなど、今やラジオ番組を本のように楽しめる時代となりました。

あらゆる楽しみ方のできるラジオですが、キー局によっても特徴が違います。今回は、日本国内のラジオ局の全貌とAM、FMそれぞれのキー局について情報をお届けしましょう。

日本で放送しているラジオ局はどれくらいあるの?

日本で放送しているラジオ局はどれくらいあるの?

日本にはラジオ局が数多く存在しています。テレビよりもパーソナリティーとの触れ合いが強いラジオ番組は生活の一部分として溶け込み、根強い人気があると言えるでしょう。最近では災害の際の必須情報源として、改めて注目され始めました。また、スマートフォンなどのアプリで気軽に聴けるようになったこともあり、聴取者が増えてくることが予想されます。

キー局とローカル局

ラジオにはキー局とローカル局があり、電波が混信しないように、エリアごとにローカル局がネットワークを作り、ラジオ番組を配信しています。キー局は一般的に東京を本拠地とし、ネットワークの中心的な位置にある放送局です。キー局では番組を制作することが多く、ネットワークを通じて制作した番組を全国の各ローカル局に販売しています。番組から得られる広告収入もキー局が扱い、ローカル局へ分配しているのです。

キー局はローカル局に比べると規模がはるかに大きく、番組もたくさん制作しています。しかし、ローカル局も地域に密着した番組やニュースを配信しているのです。

例えば、TBSラジオをキー局とするローカル局はJRNと呼ばれ、北海道1局、東北6局、関東1局、甲信越3局、東海2局、北陸3局、近畿3局、中国4局、四国4局、九州・沖縄7局の合計34局で組織されているネットワークです。ビデオリサーチによると、TBSラジオをキー局とするJRNは、AMラジオとFMラジオ両方の分野で、この13年間、日本で一番聴かれていると言われています。

NRNは、文化放送とニッポン放送をキー局とするネットワークで、全国に40の加盟局を持つ日本最大の民放ネットワークです。そしてFM放送においては、JFN、JFL、MegaNetといったネットワークが組織されています。JFNはエフエム東京系列、フジテレビ系列、日本テレビ系列で37局、JFLはJ-WAVE系列で5局、MeganetはInter FM系列4局の構成です。

キー局は東京にありますが、東京にあるからキー局というわけではありません。東京にも「ローカル局」があります。東京23区内にあるラジオ局には岐阜放送東京支社のようなローカル局の東京支社があり、地方出身者は地元のラジオを東京でも聴くことができます。どのラジオ局も規模は小さく、従業員の数も、少ないところでは5人程度です。

インターネット配信のradiko

「radiko.jp」(ラジコ)とは、ラジオで配信されている放送番組を、電波ではなくインターネット経由で受け取ることのできるサービスです。広告代理店である「株式会社電通」とラジオ局が出資して設立した「株式会社radiko」によって、2010年(平成22年)よりサービスが開始されました。

radikoを使うと、パソコンやスマートフォンでラジオ放送を聴取できます。無料サービスは住んでいるエリアのラジオ限定ですが、有料の「radiko.jpプレミアム」を申込むと、全国のラジオ95局(2018年(平成30年)10月現在)が全国どこからでも聴けるのが魅力です。

日本では欧米諸国に比べ、ラジオを聴取する時間が著しく少なく、その時間は約5分の1です。英国BBCラジオはデジタル化することでリスナーを急速に増やしたと言われています。そのような状況からradikoによって、これからラジオ聴取者が日本でも増加していくのではないかと期待されているのです。

携帯キャリアのアプリで聴けるFMラジオ

スマートフォン・タブレットの中にはFMチューナーを内蔵している物があります。端末にイヤホンを差し込むとイヤホンがアンテナとして機能し、アプリがすでにプリインストールされている場合はアプリを起動すれば、FMラジオを聴くことができるのです。

ドコデモFMは、株式会社エフエム東京(TOKYO FM)とジグノシステムジャパン株式会社が2011年(平成23年)に共同で開始した、JFN系列38局及びLOVE FMを日本全国で聴取できる有料のサイマル放送サービスです。会員登録後最初の31日間は無料で利用可能となっています。

Lismo Waveは、auスマートフォン、auケータイを提供するKDDIが開始した日本全国民放FM52局を聴取できるサイマル放送サービスです。「1局のみ」と「対象局すべてが聴取可能」な2種類のサービスがあり、利用料金も違い、加入した月は無料。auスマートパス加入者は、追加料金なしで利用できます。

関東の大手ラジオ局3社の規模と特徴【AM】

関東の大手ラジオ局3社の規模と特徴【AM】

関東でキー局として人気番組を多く配信している関東のラジオ局3社に関して、特徴と規模について紹介します。

ニッポン放送

ニッポン放送は、フジ・サンケイグループに属しているAMラジオ放送局です。現在ではワイドFMからも聴けます。文化放送同様、「NRN(National Radio Network)」のキー局を務めており、1967年(昭和42年)に始まり一世を風靡した深夜番組「オールナイトニッポン」が有名。資本金1億円、売上高144億円(2018年(平成30年)3月期)という規模の会社です。

【施設情報】

TBSラジオ

TBSラジオは、2000年(平成12年)に株式会社東京放送より分社し、のちに社名変更した株式会社TBSラジオが運営するAMラジオ放送局です。

1986年(昭和61年)4月7日に始まった「大沢悠里のゆうゆうワイド」は30年、「永六輔の誰かとどこかで」は46年続いた長寿番組でした。そのような長く愛されている番組が多いせいか、高年齢層の聴取者が多いと言われています。現在は赤江珠緒アナウンサーの「たまむすび」が人気です。

しっかりした語りのアナウンサーによる、聴取者を飽きさせない番組をたくさん放送しています。聴取率も10年以上トップの座を守り続けているラジオ局です。

TBSラジオは、1951年(昭和26年)12月に開局した「ラジオ東京」が前身の、資本金4億7,875万円、売上高104億7,800万円(2018年(平成30年)3月期)の会社です。2016年(平成28年)4月1日に、社名を「株式会社TBSラジオ」に改めました。

【施設情報】

文化放送

1948年(昭和23年)に聖パウロ修道会によって開局準備が進められ、1951年(昭和26年)に文化放送の前身である「財団法人日本文化放送協会」が設立され、1956年(昭和31年)に「株式会社文化放送」となりました。そして1957年(昭和32年)には、ニッポン放送と共にフジテレビジョン設立に参加しています。

1965年(昭和40年)「吉展ちゃん誘拐殺人事件」では文化放送のインタビューがきっかけで犯人逮捕が実現したり、1970年(昭和45年)の三島由紀夫自死の際、文化放送だけが最後の声を録音したりと報道面でも活躍しています。

1991年(平成3年)に始まったアニメ関連の「ノン子とのび太のアニメスクランブル」が人気で、そのあともサブカルチャーを扱った番組が増加していきました。現在はアニメグッズ販売やイベントなども主催し、動画の配信なども行なっています。

文化放送の規模は、資本金1億9,200万円、売上高74億5,100万円(2018年(平成30年)3月期)です。

【施設情報】

関東の大手ラジオ局3社の規模と特徴【FM】

関東の大手ラジオ局3社の規模と特徴【FM】

音楽を録音することが目的で聞かれるようになったFMも、レンタルのCDが出てから性格が変わっていきました。現在は音楽だけではなくトーク番組もたくさん配信されています。

TOKYO FM

「TOKYO FM」は「株式会社エフエム東京」が運営するFMラジオ放送です。FMと言えば音楽番組が主ですが、「TOKYO FM」はひとり語りを中心とした番組も得意としています。細川俊之の「ワールドオブエレガンス」や日本航空(JAL)がスポンサーの、旅行をしている気分になれる人気音楽番組「JET STREAM」など、誰でも一度は番組名を聞いたことのあるような番組を制作しているFM放送局です。

人気の音楽番組もバラエティー豊かで、「COUNTDOWN JAPAN(カウントダウン ジャパン)」はレキシ 池田貴史や真心ブラザーズ YO-KING・桜井秀俊など話題のアーティストが出演しています。

株式会社エフエム東京の規模は、資本金13億3,500万円、売上高132億2,395万円(2017年(平成29年)3月期)です。

【施設情報】

J-WAVE

株式会社J-WAVEが運営するJ-WAVEは1988年(昭和63年)に、当時おしゃれ文化を発信していた西武百貨店やパルコなどのセゾングループが中心になって出資し、開局したFM放送局です。バイリンガルのパーソナリティーが出演し、インターナショナルな雰囲気がおしゃれな音楽番組で人気が上昇しました。

今も「GOLD RUSH」など、流行に敏感な人に人気の、旬の情報を届ける番組が多いことが特徴です。現在は東京スカイツリーから送信しています。

株式会社J-WAVEの規模は資本金20億円、売上高49億3,329万円(2017年(平成29年)3月期)です。

【施設情報】

FM NACK5

「株式会社エフエムナックファイブ(NACK5)」が運営する「NACK5」は、埼玉県を中心に配信しているFMラジオ放送局です。西武ライオンズ、浦和レッズ、大宮アルディージャといった地元スポーツチームの情報を主に扱うスポーツ情報番組や、音楽番組などを多く配信しています。

しかし、対象は若いリスナー限定ということではなく、由紀さおりをパーソナリティーにした「音楽の宝石箱」など、幅広い聴取者のための番組を配信しています。

「株式会社エフエムナックファイブ(NACK5)」の規模は、資本金8億円、売上高30億2,676万円(2017年(平成29年)3月期)です。

【施設情報】

※この記事は、2018年10月時点の情報に基づいて作成されています。

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