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幼稚園は満3歳から子どもが通うことのできる初めての学校です。こちらでは、幼稚園はどういう施設か、どのような教育が行なわれているか、保育園との違いなどをまとめています。幼稚園に子どもを入園させたいという方はぜひ参考にしてみて下さい。

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幼稚園とは?公立私立の違いなどを解説

幼稚園とは?公立私立の違いなどを解説

幼稚園は、主に満3歳から小学校に入学するまでの幼児を教育する施設です。構造改革特区では、施設により満3歳になれば、4月より前に入園できる特例があるところや、満4歳や満5歳から入園できるところも。こちらの記事では幼稚園とはなにか、幼児はどのような教育を受けられるのか、公立幼稚園と私立幼稚園の違いやメリットデメリットなどをご紹介しています。

子どもを幼稚園に入園させたいと思っているご家族は、ぜひ参考にしてみて下さい。

幼稚園の成り立ち

幼稚園は、1872年(明治5年)に制定された「学制」にある「幼稚小学」が原型です。学制には小学校に入る前の幼児教育について、項目がありました。ところが、当時は小学校の開設に政府は力を入れており、幼稚小学はすぐに実現していません。

その後、当時の文部省が幼稚園開設の伺いを1875年(明治8年)7月に太政官に提出しましたがすぐには認められませんでした。同年9月に初めて幼稚園の開設が許可され、文部省は東京女子師範学校に付属幼稚園の開設許可を出しています。

開園当初の幼稚園では、ほとんどの園児が上流階級の出身でした。その後、地方にも幼稚園が開設され、幼稚園にまつわる法律も徐々に整備されます。時代が進むにしたがって、一般家庭の園児も保育できるようになり、今の幼稚園のスタイルができてきたのです。

幼稚園はどういうところ?

幼稚園は、学校教育法に基づいて運営されている施設です。幼稚園では、全国どこでも幼稚園教育要領をもとにした教育を受けることが可能。幼稚園での教育は、「遊び」を中心に、幼児の好奇心や想像力が豊かになるよう行なわれています。

幼稚園教育では、小学校入学までの基盤を作ることも目的のひとつ。幼児たちは、幼稚園の中で友達と遊びながら、色々な行事を体験します。その中で家族以外の人との付き合い方を学んだり、話す言葉の語彙を増やしたり、季節や自然を感じたりしながら、幼児自身で考える力をつけていくこともポイントです。

幼稚園は基本的に昼過ぎには保育を終了します。施設によっては保育時間を延長し、教育時間外に教育を行なうことも。これを「預かり保育」と言い、実施日や時間は様々なので入園予定の幼稚園に問合せたり、情報を確認したりしてみましょう。

幼稚園と保育園の違い

主に小学校に入学するまでの子どもが行くイメージのある幼稚園と保育園。その違いはなんでしょうか?実は、幼稚園と保育園ではその目的や管轄している官庁、根拠にする法令などたくさんの違いがある施設なのです。

幼稚園は、満3歳から小学校に入学するまでの幼児を対象とすることが学校教育法第80条で定められています。標準的な保育時間は1日4時間で、朝の9時から14時頃まで保育を実施。細かな保育時間は施設によって異なります。

保育料は公立の幼稚園は自治体が、私立の幼稚園は施設の設置者が保育料を決めています。また、給食は幼稚園では園ごとに任意で選択するため、給食がある幼稚園もあれば、お弁当を準備しないといけない幼稚園もあります。

保育園は、0歳から小学校に入学するまでの乳児や幼児を保育するための施設で、児童福祉法をもとに運営されています。保育園の標準的な保育時間は1日8時間。園によって延長保育を行なっているとこもありますが、申込制や延長保育ができる人数が限られている施設もあります。

保育料は、自治体が幼児の保護者の所得をもとに設定。保育園では給食が義務になっているので、昼ごはんや間食が提供されます。保育園の施設によって園内で調理したり、外部に食事やおやつの調理を委託したりするところも。

幼稚園と保育園は運営している官庁や、システムは違いますが、文部科学省と厚生労働省は幼稚園、保育園、小学校といった各教育機関相互の連携を現在推進中。連携の効果としては、子ども同士の交流が増え、幼児が小学校に親しみ、自分が小学校に通うイメージを育むことができます。

また、教職員同士が連携することにより、幼児から児童への発達の過程において、施設ごとの役割を再認識することができるのもポイント。また幼児のための教育や指導について、それぞれの学校の立場からアイデアを出し合うことで、より良い指導方法について改善が行なえます。

幼稚園はどこが運営している?

幼稚園はどこが運営している?

幼稚園はどこの省庁が管轄している?

幼稚園を管轄しているのは文部科学省です。幼稚園を小学校の前に通う段階の学校として定めているのが学校教育法保育園厚生労働省の管轄で、児童福祉法を基準に乳児や幼児を保育することが定められています。

幼稚園を運営している母体とは?

幼稚園の運営は設置主体と運営主体の大きな2つの軸に分けられます。設置主体は公設と民設で、運営主体は公営と民営に分けることができ、運営母体は大きく分けて2種類です。

国公立幼稚園は設置主体が公立で、運営主体は公営です。国立幼稚園や公立幼稚園がこれに当たります。都道府県立、市区町村立、組合立など自治体や公的な団体が運営する幼稚園が公立幼稚園です。

私立幼稚園は設置主体が民設で、運営主体は民営です。これに当たるのが私立幼稚園。学校法人、宗教法人、公益法人、農協、社会福祉法人、個人など経営主体は多岐にわたります。

幼稚園で園児はどんな教育を受けられる?

幼稚園で園児はどんな教育を受けられる?

幼稚園では、幼児の心身発達のため、文部科学省が学校教育法をもとにして決めた目標や目的に沿って保育が行なわれています。

幼稚園の主な1日の過ごし方

幼稚園1日4時間年間39週以上の教育時間が標準として定められています。幼稚園での1日の流れをご紹介しましょう。幼稚園によっては、独自のカリキュラムを行なっているところもあります。

朝の登園は徒歩や自転車、自家用車などで送迎される園児と、バスでの送迎がある園児がいます。幼稚園での1日のはじまりは登園した幼児の元気なあいさつからはじまります。

登園後は、園庭に出て友達や先生との体を動かす遊びがスタート。遊具で遊んだり、ボールなどの道具を使ったりとそれぞれ好きな遊びを楽しみます。天候や予定によっては室内で遊ぶことも。室内では歌を歌ったり、ダンスで体を動かしたり。音やリズムを感じる遊びや、絵本、おもちゃで遊ぶこともあります。

昼食の時間になると、皆でテーブルを並べて食事します。園により、給食がある場合や、弁当を用意する必要がある場合とそれぞれ違いが。園児たちは集団で食事をすることで、食事のマナーを学びます。

午後も屋外で遊びます。年少、年中、年長と違う年齢の幼児たちがいっしょに遊ぶことで、学年を越えた交流が生まれ、新しい発見をすることも。遊ぶことで幼児たちは、様々なことを学びます。

帰りの会が終わったら、降園の時間です。送迎バスや、家族のお迎えで帰宅しますが、施設によっては預かり保育が行なわれます。

幼稚園ではどのような教育を行なっているのか?

文部科学省は幼稚園での教育目標をテーマごとに分類しています。テーマは大きく分けて「健康」「人間関係」「社会・自然環境」「言葉」「表現」の5つです。幼稚園では適切な環境のもとで教育を行ない、幼児の成長を促し、小学校入学までの基礎を作ります。

健康」は幼児の心と体の健やかな成長を目標とし、幼児自ら生活を行なうのに適した力を養うことがテーマ。このテーマの狙いは、幼児がのびのびと行動しながら、体を動かす楽しさを学習することです。また、健康のために必要な習慣などが身につくようにします。

人間関係」は、幼児が家庭の外でも多くの人々とかかわる力を学ぶことがテーマです。人と支え合って過ごすことを体験することで、幼児の自立心が養われます。このテーマの狙いは、幼稚園の生活の中で友達や先生、その他の人々とふれあうことで社会生活に必要な習慣や態度を学ぶことです。

社会・自然環境」は、家の外の環境にも親しみ、様々なことに興味や関心を持ってかかわることを学ぶテーマです。自分の周りにある環境に興味を持ち、自然とふれあうことによって豊かになる幼児の感性。環境にかかわることでその変化を感じ、発見を楽しむことができます。

言葉」は、思っていることを自分の言葉で伝えることや、話し相手の言葉をしっかりと聞くことを学ぶテーマです。自分の想いを言葉にして発することで、表現することの喜びを感じることや、友達との交流、絵本を読むことを通して語彙力を深めることができます。

表現」は、幼児が感じたことや、してみたいことを言葉以外の音や動きなどで表現するのがテーマです。日常で実際に触れた物や、頭に浮かんだアイデアを絵や工作などで形に、また体を使って創作することでイメージが膨らみ、様々な表現を試してみたくなることにも繋がります。

公立幼稚園と私立幼稚園のメリットデメリットとは?

公立幼稚園と私立幼稚園のメリットデメリットとは?

幼稚園には、国や市区町村などの自治体が運営している公立幼稚園と、団体や個人が運営している私立幼稚園があります。この2つには、運営母体以外にどのような違いがあるのでしょうか?こちらでは公立と私立の違いと、そのメリットやデメリットをご紹介します。

公立幼稚園と私立幼稚園の違い

公立幼稚園と私立幼稚園の大きな違いはその学習費です。2016年(平成28年)に文部科学省が調査したところによると、1年間に保護者が支出した子ども1人当たりの経費は以下のようになります。

学習費総額は、公立幼稚園が23万4千円私立幼稚園が48万2千円と、約2倍となる調査結果が出ています。また、1幼稚園あたりの在園児数は公立幼稚園が63人、私立幼稚園が166人となり、私立幼稚園の方が在籍する園児の数が多いです。

公立幼稚園と私立幼稚園のメリットデメリット

公立幼稚園は、幼稚園がある場所の近くから通う幼児が多いです。公立幼稚園のメリットは、教育費関連の負担が私立幼稚園に比べると少ない傾向に。また、地元の友達ができたり、家から幼稚園が近く通園に便利であったりすることが挙げられます。

さらに、公立幼稚園のメリットとして上げられるのが、私立幼稚園に比べて在籍する園児の人数が少ないこと。人数が少ないことで先生の目が届きやすい環境です。デメリットは送迎バスが無いことや、私立幼稚園よりも数が少ないので自宅の近くに公立幼稚園が無いことがあります。

私立幼稚園のメリットは、その経営母体によって特色のある教育が行なわれる点です。また、系列の小学校などがあれば、幼稚園から系列の小学校に進学する制度を利用できる可能性も。多くの私立幼稚園が3年保育を実施しているので、長く幼稚園で過ごすことができます。

私立の幼稚園は規模が大きいところが多いので、様々な友達とかかわることができます。また、行事やイベントが充実し、変化の多い幼稚園生活が送れることもメリット。デメリットは、学費の金額が公立幼稚園より大きくなることが多い点です。また、人気の高い幼稚園に入園するのに競争が激しくなる可能性が高いこともデメリットに挙げられます。

幼稚園の行事とは?

幼稚園の行事とは?

幼稚園では、入園式などの厳かな式典や、季節ごとのお祭りやイベントなど、1年を通じて大小多くの行事が開催されます。幼稚園の行事は父母が参加するイベントも多いため、事前に年間予定を把握し、スケジュールを調整しましょう。

こちらでは幼稚園で行なわれる行事を紹介します。幼稚園によって行事や時期が違うので、通う予定の園ではどのような行事があるか、事前にホームページなどで確認しましょう。

園児たちの行事

園児だけで参加する行事もいくつかあります。幼稚園にも慣れてきた夏には、プール開きでのプール遊び。秋には園児だけで行く遠足。冬にはクリスマス会や餅つき大会が行なわれます。年が明けると、節分の豆まきやひなまつりなどの伝統的な行事も欠かせません。

行事の他にも、身体測定や内科検診、歯科検診などの体を発育や健康をチェックする機会もあります。また、避難訓練や交通安全教室なども定期的に行なわれ、幼稚園によっては小学校との交流や、老人クラブとの交流が行なわれているところもあります。

家族も参加する行事

4月の入園式、始業式から1年の行事がスタート。幼稚園によってはこの時期にPTAの役員を選出したり、家庭訪問や個人面談を行なったりするところもあります。春には親子遠足などが行なわれ、子どもたちのだけではなく親同士も交流の機会です。

夏から秋、冬にかけての行事がファミリー参観や運動会。また、園児が歌やダンスを披露するお遊戯会や、作品を展示したりする生活発表会も家族の参加が可能な行事です。

3月の卒園式や終業式で1年の行事を締めくくるのが卒園式や終業式。行事の他にも、家族の参加が必要な保護者会やPTA総会などがあります。

※この記事は、2019年10月時点の情報に基づいて作成されています。

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