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今回は、競馬の勝馬投票方法のひとつ「3連単」の中でも、特定の馬の着順を固定する「流し」について説明します。3連単は3着までの馬を順番通りに当てる、馬券の中でも的中させるのが最も困難な投票方法のひとつです。そのため、購入方法も複雑で慣れるまでは混乱することも少なくありません。この記事では、初心者の方でも安心して購入できるように、3連単の仕組みや馬券の購入方法から払い戻しまで、分かりやすくまとめました。

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3連単馬券の買い方から払い戻しまで

3連単馬券の買い方から払い戻しまで

最近、競馬場が人気のデートスポットのひとつとして注目され、多くの若者やカップル、ファミリーなどが足を運んでいます。

競馬場は、ただお金を賭けて競馬をするだけでなく、広大な敷地の公園があるところも多く、様々な飲食店が入っているため1日中遊ぶことも可能。また、高い場所から馬が走る姿を見ることができる指定席は、くつろぎながら競馬を見るのに最適です。

そこで今回は、初心者でも競馬を楽しむために、馬券の購入方法の中でも的中したときの配当が大きい「3連単(流し)」について紹介します。

少ない金額でも高額配当が狙えるため、初心者から玄人まで、幅広い人が知っておきたい購入方法です。

3連単の概要

3連単の概要

それでは最初に、「3連単」についてですが、正式名称は「馬番号三連勝単式勝馬投票法」で、1着、2着、3着それぞれの馬を着順通りに的中させる必要があります。

例えば、1着になった馬が7番、2着が5番の馬、3着が9番の馬だった場合、的中となる組み合わせは「7-5-9」だけです。

着順番号の異なる「5-7-9」や「9-7-5」の組み合わせは、的中となりません。元々、競馬では、3連単という購入方法はありませんでした。

国内で3連単が初めて発売されたのは地方競馬が開催されている「浦和競馬」で、2002年(平成14年)です。

日本中央競馬会(JRA)のレースでは、2004年(平成16年)から購入できるようになり、当初は1日12レースあるうち、最後の4レース(9~12レース)だけ発売。2008年(平成20年)からは全レースで買うことができるようになりました。

他の競技では競艇が最初で、2000年(平成12年)の住之江競艇で導入。そののち、2001年(平成13年)に競輪、2002年(平成14年)にオートレースの順で発売が開始されました。

競馬の場合、1レースで最大18頭まで一緒に走ることができるため、この際の3連単が的中する確率は、18×17×16の中から1通り。

4,896分の1となり、百分率で言うとおよそ0.02%になります。出走数が一番少ない5頭の場合でも、5×4×3で60通りの中からひとつ。

約1.6%の的中確率となり、的中させるのは他の買い方に比べると難しいですが、その分、的中させたときの配当が大きいのが魅力です。

これまでにあった3連単の高額配当

これまでにあった3連単の高額配当

3連単の魅力はなんと言っても的中したときの高額配当。2016年(平成28年)までに払い戻された金額で最も高かったのは、2012年(平成24年)の8月4日、新潟競馬場で開催された「メイクデビュー新潟」というレースです。

このレースは、17頭の馬が出走して行なわれ、1着になったのは単勝14番人気のミナレット。2着が12番人気のヘイハチピカチャンで、3着が10番人気のファイヤーヒースという結果になりました。

3着に入ったすべての馬の単勝人気が2桁人気という荒れた結果となり、払い戻し金額は約2,983万円。つまり、この組み合わせの馬券を100円買っていれば2,983万円が払い出されるということです。

この組み合わせは、全4,080通りある組み合わせのうち、3,850番目という低人気の組み合わせ。

このレースは、まだ一度もレースを走ったことのない馬ばかりが走る「新馬戦」というレースだったため、これまでの戦績などの情報がなく、予想をするのが難しかったことがこのような高額配当に繋がりました。

2番目に配当金額が大きかったのは、2015年(平成27年)の9月に中山競馬場で開催された「2歳未勝利」。

配当は過去最大の金額と大差のないおよそ2,792万円で、2,730通り中、2,643番目に人気の組み合わせでした。

2016年(平成28年)までの歴代トップ10の配当金額はすべて1,000万円以上となっていて、3連単は的中しにくい分、少しの投資金額で大きな配当を得ることが可能です。

3連単(流し)とは

3連単(流し)とは

競馬で「流し」というのは、買い目の中心とする馬を決めて、その馬を軸にして馬券を購入する方法のこと。

仮に3連単で軸とする馬の番号を2番とし、相手とする馬を4、5、6、7番の4頭とします。

2番を1着に固定した場合の買い目は「2-4-5」「2-4-6」「2-4-7」「2-5-4」「2-5-6」「2-5-7」「2-6-4」「2-6-5」「2-6-7」「2-7-4」「2-7-5」「2-7-6」の計12通り。

このすべての買い目を買うことを2番の馬から流す、つまり「流し」と言います。今回のように軸馬1頭に対して、4頭の馬へ流すことを「4頭流し」と言い、10頭なら「10頭流し」。出走する全部の馬に流すことは「総流し」と呼びます。

軸にする馬は、1着だけではなく2着や3着に固定することも可能です。

また、軸とする馬の着順をひとつに絞らないといけないということはありません。2つの着順で軸馬を固定することもできます。

例えば、1着を2番、2着を4番に固定し3着の相手を5、6、7番の3頭とした場合、「2-4-5」「2-4-6」「2-4-7」の3通り。1頭流しと同様、2頭流しの場合も、1着と3着の固定、2着と3着の固定という買い方もできます。

この他、ひとつの着順に軸馬を2頭選ぶという買い方も可能。軸にする馬を2番と3番の2頭にして、相手の馬を4、5、6、7番という買い方もできるということです。

この場合、軸にする馬が1頭増えるので買い目も単純に2倍となり、投資金額も倍になります。

3連単マルチとは

3連単マルチとは

次に「3連単マルチ」ですが、これは前項で説明した「流し」から派生した購入方法で、軸と相手の順番を入れ替えた買い目を同時に購入する方法です。

例えば軸とする馬の番号を2番とし、相手とする馬を4、5、6、7番の4頭とした場合、2番を1着に固定した4頭流しの買い目は全部で12通り。

マルチの場合だと、これに加えて2番を2着に固定した組み合わせと3着に固定した組み合わせも合わせて買うことを言います。

つまり、購入する組み合わせは12通り×3で36通りです。

3連単マルチの長所は、軸にした馬の順番が入れ替わっても馬券が的中するという点。3着までに入った馬の馬券をすべて買っていても、軸にする馬の着順を間違えたため外れてしまうということが防げます。

一方、気を付けなければならない点は、買い目が多くなってしまうことです。

1頭軸の場合、組み合わせが3倍になるため、投資する金額も3倍となります。軸馬の数や相手の馬の数が増えると、さらに買い目が増えるので注意しましょう。

3連単流しに向いているレース

3連単流しに向いているレース

3連単流しに向いているレースがどのような場合かと言うと「本命の馬がいるレース」、「馬同士の能力が拮抗しているレース」の2つが挙げられます。

「本命の馬がいるレース」は、単勝オッズが1.1倍といった1着に入ることが確実視される馬がいるレースです。

この場合、本命の馬を1着に固定し、2着以降に他の馬を購入することができるため、本命馬が2着や3着に入ることを想定せずその分、買い目が少なくなり、ひとつの組み合わせに賭ける金額を多くすることができます。

また、このような本命馬がいるレースで違った狙い方をするのが「2着固定」です。圧倒的な支持を得ている馬でも、思わぬ伏兵の登場で2着に惨敗するという場合も多々あります。

逆にこのような波乱を狙っておくと、1着固定の場合より高額な払い戻しがされるケースもあるので、場合によっては少ない金額でも2着固定で馬券を買っておくのもひとつの方法。

「馬同士の能力が拮抗しているレース」は、本命馬がいるレースとは全くの反対のケースです。この場合は、的中するのが難しくなる一方で、人気薄の馬が3着以内に食い込むことがあるのが魅力。

総流しなどをうまく活用し、各買い目の金額は少なくしながら買い目を増やすことで、予想もしていなかったような高額配当を得る機会も増えます。

競馬場やウインズで馬券を買う方法

競馬場やウインズで馬券を買う方法

馬券を買う最も基本的な方法は、競馬場やウインズ(場外馬券場)に行って買う方法です。

競馬場やウインズでは、マークシート方式でカードに必要事項を記入して購入しますが、筆記用具やマークするカードはすべて競馬場に準備してありますので、特に何も持っていく必要はありません。

カードの種類は、基本的には青、緑、赤の3種類。3連単流しを購入する場合は、青か緑のカードを使います。青のカードは、流し馬券専用のカードです。

ここで注意しなければならないのは、両面に印刷されている点。片面は「連単流し」ですが、もう片方の面は「連複流し」という別の種類の馬券を買う様式になっています。

裏表がよく似ているので間違えずに「連単流し」の面に記入しましょう。

レースが開催される競馬場名、レース番号を順にマークし、式別の部分は「3連単軸1頭」「3連単軸2頭」のいずれかを記入します。

次に何番の馬を何着に固定するのか、何番の馬を相手にするのかを選択し、1点当たりの金額を決定。最後に、マルチで購入するのかの有無を決めたら完成です。

カードの下部には、マークした数ごとの買い目の数がひと目で分かる表が記載されているので、買うときの参考になります。

一方、緑のカードは流し馬券だけでなく全種類の馬券が買える一般的なカード。初心者は、このカードが便利です。

青のカードと同様に、競馬場名、レース番号、式別、買いたい馬の番号、金額を記入します。

青のカードの場合、買い目ごとの購入金額は均一で、「この買い目は当たりそうだから多めに賭けたい」といった組み合わせによって金額を変えることができません。

買い目ごとに金額を変更したい場合は、緑のカードを使います。すべて記入したら、窓口自動発売機で馬券を購入。

窓口だとスタッフの方と会話をしながら購入することができるので、初心者の方はこちらの方が安心です。

自動発売機は、お金、カードを入れて購入内容が正しいかどうかを画面で確認し、清算ボタンを押すと完了。慣れると10数秒もかかりません。

競馬場に行かずに馬券を買う方法

競馬場に行かずに馬券を買う方法

わざわざ競馬場に行かなくても馬券を買うことはできます。方法は「インターネットでの購入」「電話での購入」の2種類。

前者の場合は、JRAが運営する専用の投票サイト「即PAT」に入会する必要があります。JRAが指定する金融機関の口座があれば、その日に加入しすぐに馬券を買うことも可能。

加入後は、どこにいてもパソコンやスマートフォンなどで馬券を買うことができる他、地方競馬や海外で開催されるレースの馬券を買うことができます。

一方後者の場合には、電話購入専用の登録サイト「A-PAT」への登録が必要。郵送で書類のやり取りをすれば、登録することが可能です。登録完了まで、約2ヵ月間かかります。

的中の確認方法

的中の確認方法

競馬場で馬券を購入した場合、レースの様子は施設内に設置されているモニターの画面などで見ることができますが、モニターは、施設内に数え切れない程設置されているため、人が多くて見えないといった心配をする必要はありません。

レースが終わるとゴール板のすぐそばにある「着順掲示板」ゴールした順に馬の番号が表示

そののち、確定ランプが灯るとレースの順位や払い戻し金額が正式に決定し、馬券の払い戻しができるようになります。

注意しなければならないのは着順掲示板に「審議」のランプが点灯したときです。このランプは、馬同士がぶつかったり、斜めに走って後ろから来る馬の進路を妨害したりするなどの理由で、5着までに入った馬の着順に変更の可能性がある場合に光ります。

通常、5分程でレース結果は確定となりますが、審議中は様々なカメラの映像などを見ながら厳しくチェックするため、確定までの時間が長くなることも珍しくありません。

審議の結果、元々表示されていた着順と異なる結果になる場合もあるので、ゴールを通過した順位が買っている馬券と違うときでも、すぐに馬券を捨ててしまわないようにしましょう。

お金を払い戻すまで

お金を払い戻すまで

自分の購入した馬券が的中したら、払い戻すことができます。払い戻しは、自動払戻機に馬券を入れるだけで、賭けた金額とオッズによって計算された払戻金を受け取ることが可能です。

ただ、ひとつだけ自動払戻機でお金を受け取れないケースがあります。それは「100万円以上の払い戻しを受ける場合」

高額配当の馬券を機械に入れると、スタッフから窓口へ行くように指示され、そこで払戻金を手渡しで受け取ります。的中した馬券は、払い戻しをすると手元に返ってくることはありません。

初めて的中した馬券や、自分が好きな馬が最後に走った馬券などが的中した場合、記念に残したいときはコピーを残してくれるサービスがあるので利用するのもひとつの方法です。

注意しなければならないのが、馬券の払戻期限

馬券の有効期限は60日間で超えてしまうと払戻金を受け取ることができません。馬券だけ買って帰り、そのまま換金するのを忘れてしまうことがないようにしましょう。

※この記事は、2018年4月時点の情報に基づいて作成されています。

※当サイトは原則「リンクフリー」といたしております。

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