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公営競技(ギャンブル)の競馬には、「日本中央競馬会(JRA)」などから発売される「勝馬投票券(馬券)」があります。レースに出走する競走馬の着順などを予想し、それを的中させることにより、オッズに準じた配当金が払い戻される競馬。今回は、全10種類が販売されている馬券の中でも、的中させることが難しいと言われている「3連複馬券」に注目してみます。

馬場 アタルと舟木 ケイ
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3連複馬券の買い方から払い戻しまで

3連複馬券の買い方から払い戻しまで

競争用に調教された馬が騎手を乗せて走り、その勝馬や着順を決める公営競技の競馬。「3連複馬券」は、2002年(平成14年)から「日本中央競馬会(JRA)」でも導入された、的中すると高額配当になることが多く、競馬ファンを特に興奮させる馬券と言えるでしょう。ここでは、そんな「3連複馬券」の特徴をはじめ、それに適した「流し」という購入方法、また他の馬券の種類、配当金や払い戻し、課税される税金など、「3連複馬券」を中心に競馬や馬券の基礎情報を分かりやすく紹介していきます。

「中央競馬」と「地方競馬」のふたつに分かれる日本の競馬

「中央競馬」と「地方競馬」のふたつに分かれる日本の競馬

競走用として育てられた馬に騎手が乗り、一定の条件(「芝」「ダート」「障害」のコース、距離、方向)の下、競馬場を周回し、その着順を競い合う競馬。「日本中央競馬会(JRA)」や都道府県や市区町村が主催する公営競技(ギャンブル)です。

競馬は「中央競馬」と「地方競馬」に主催や管理などが分かれ、北海道から九州まで、「JRA」の競馬場は全国に10ヵ所、「地方競馬」の競馬場は全国に15ヵ所あります。

レースは「JRA」の場合、土曜日・日曜日、一部月曜祝日に開催され、「地方競馬」の場合は、「JRA」と同じエリアにある競馬場は平日開催、その他では土・日などに開催です。テレビなどで脚光を浴びる人気騎手や有名馬、またメディア中継されるような大きいレースのほとんどは、「中央競馬」の所属となっています。

「地方競馬」は、「ナイター競馬」の開催や「女性騎手」の活躍など、「中央競馬」にはない独自の魅力が人気を集めているのも見逃せません。「中央競馬」と「地方競馬」、それぞれの特長を活かした運営も競馬の見どころです。

全10種類ある「勝馬投票券(馬券)」

全10種類ある「勝馬投票券(馬券)」

競馬は、様々なレースの勝馬や着順を予想した馬券と呼ばれる投票券を購入。馬券とは、「勝馬投票券」のことを言い、日本の競馬法によって認可されたレースを主催・管理する団体から販売されています。

その予想が的中する(当たる)と配当金が払い戻しされる馬券は、「単勝」、「複勝」、「応援馬券」、「枠連」、「馬連」、「馬単」、「ワイド」、「3連複」、「3連単」、「WIN5」と全部で10種類。

馬券は基本的に「馬番号」で買います(「枠連」は「枠番」に分かれる)。「馬番号」とは、レースを出走する各競走馬のゼッケンに付けられた番号のことです。

「枠連」の場合、「馬番号」は、騎手のかぶった帽子の色で分けられています。的中させることが比較的簡単なものから非常に難しいものまで、馬券の種類によって異なり、また、その配当の金額も大きく違ってくることが特徴です。

競馬を始める場合、予想のしやすい「単勝」、「複勝」、「ワイド」などから買いはじめてみることが、的中させる近道と言えるでしょう。

高額配当が出やすい「3連複馬券」の魅力

高額配当が出やすい「3連複馬券」の魅力

10種類ある馬券の中でも今回紹介する「3連複馬券」は、レースに出走する馬の「馬番号」を1着、2着、3着と「組み合わせ」で当てるもの。購入した馬券の3頭すべて3着以内を独占すれば的中です。

あくまでも購入した馬の「組み合わせ」であり、その着順は関係ありません。例えば、「3連複馬券」でA、B、Cと3頭の馬を購入した場合、着順は「A-B-C」「B-C-A」「C-B-A」など、A、B、Cが全部3着以内を独占していれば的中ということです。

レースの出走馬が4頭以上の場合に発売される「3連複馬券」は、上位3着を的中させなければならないという難しい特性上、非常に高配当の出やすい魅力があります。

しかし、普段は高配当の多い特徴を持ちながらも該当レースの順位を人気馬が独占すると、極端に配当の倍率が下がってしまうなど、厄介な一面も見せる馬券です。

馬券の購入場所は大きく分けると「3通り」

馬券の購入場所は大きく分けると「3通り」

大きく分けると3通りある馬券の購入場所。

先ずは、自分が購入した馬券のレースを実際に観戦できる競馬場です。競馬場には、レース出走前の競争馬を目の前で確認することが可能なパドックが設置されており、競馬が持つ本来の興奮や感動を間近で味わえる魅力的な場所と言えます。

次に「ウインズ」や「エクセル(有料)」などの場外勝馬投票券発売所(場外馬券売り場)。馬券の販売と払い戻しのみを目的とする「ウインズ」などは、全国に40ヵ所以上あり、場内に設置された大型スクリーンで、該当レース中継を楽しむことができます。また馬券の買い方を教えてくれるサポートデスクも置かれ、競馬初心者でも足を運びやすい場所。

最後は、「即PAT」、「A-PAT」、「JRAダイレクト」などのインターネットや電話を使い、自宅などで馬券を購入する方法です。「JRA」が提供するこのサービスは、それぞれのインターネット投票会員となるために登録手続きが必要。中でも「即PAT」は、JRA指定の8銀行いずれかの口座を持っていれば、手続きを済ませた即日にパソコンやスマートフォンから無料で馬券の購入ができる、嬉しいシステムとなっています。

競馬場に置かれている「マークカード」について

競馬場に置かれている「マークカード」について

マークカードとは、競馬場や「ウインズ」などの場外馬券売り場などで、馬券を購入する際に金額、競馬場名、レース番号、馬や枠の番号など、必要情報を記入する無料の馬券購入専用用紙です。

馬券の購入に合わせ、「緑」、「青」、「赤」、「ライト」と4種類に色分けされたマークカードは、場内のどこにでも置いてあります。

「緑」は、全10種類の馬券が、すべて購入できる競馬ファンには1番馴染みのある初心者にも分かりやすい便利なカード。「青」は、「流し」専用、「赤」は、「フォーメーション」や「ボックス」専用と、購入したい馬の組み合わせなどにより、それぞれのカードを用途に応じて使い分けられるようになっています。また「ライト」は、購入できる馬券が8種類と「緑」の次に多く、カードの文字も大きく見やすくなったシンプルなデザインが特徴的です。

「マークカード」を記入する際に注意すること

「マークカード」を記入する際に注意すること

購入するレースや馬を決めたらマークカードに記入をします。カード内の各マーク(項目)を塗りつぶすだけと非常に簡単なものです。

各マークとは、自分が購入する「競馬場」、「レース番号」、「馬券の種類」、「馬番号」、「金額と単位」のことを言い、カード片面で4通りの馬券を購入できるようになっています。

「競馬場」、「レース番号」、「馬券の種類」のどれかが異なる場合は、新たに別のマークカードを用意し、記入。もし記入を間違えても場内に数多く用意されているため、すぐに書き直しができます。

各マークを塗りつぶすときに必要となる専用の鉛筆も無料で用意されていますが、念のために自分でペンを持参した方が良いです。また馬券を「自動発売機」で購入する際に、各マークを機械が読み取れない恐れがあるため、蛍光ペンや油性ペンの使用は避けましょう。

マークカードはできるだけ丁寧に塗りつぶし、自分がマークした部分に間違いや記入漏れがないか、注意深くその内容を確認することも、馬券を購入するときに重要な点です。

高配当の「3連複馬券」を「流し」で購入する方法

高配当の「3連複馬券」を「流し」で購入する方法

「3連複馬券」は、選んだ3頭が着順を問わず、すべて3位以内に入れば的中となります。他の馬券と比べても的中させることが難しいために、高配当が出やすいところも大きな魅力。「3連複馬券」には、その特性に適した「流し」という購入方法があります。

「流し」とは、「軸馬(必ず買う馬)」を決め、その「相手馬」を複数選んで買う、つまり「複数の組み合わせを一度に購入」するものです。軸馬から流すような買い方になるため、「流し」と言われています。

「3連複馬券」の場合、「必ず3位までに入ると予想する馬(これが軸馬)」を決め、次に「恐らく3位までに入るかもしれないと予想する馬(これが相手馬)」を決定。

例えば、軸馬をA、相手馬にB、C、D、Eの5頭を選んだとします。この場合、「A-B-C」、「A-B-D」、「A-B-E」、「A-C-D」、「A-C-E」、「A-D-E」と購入する組み合わせは合計6点です。

この「流し」で馬券を購入するときは、「青」の「流し」専用マークシートを使うと各マークを塗りつぶす際の時間短縮となり、非常に便利。

馬券を購入できる「自動発売機」と「有人窓口」

馬券を購入できる「自動発売機」と「有人窓口」

購入したい馬券は、「自動発売機」もしくは「有人窓口」から発券されます。前者の「自動発売機」で購入する場合、機械の指示にしたがって、マークカードと現金を投入し、発券された馬券を受け取るだけと非常に簡単なもの。

例えると駅の券売機で切符を購入するようなイメージです。マークシートの記入に間違いがあった場合、馬券がすぐに発券されないこともありますが、その際も機械の指示にしたがって操作すれば、馬券を受け取ることができます。

後者の購入方法になる「有人窓口」は、窓口の受付スタッフとの対面販売。こちらでは、マークカードの塗り間違いや記入漏れなどがあった場合、その場で受付スタッフが修正してくれる対面販売ならではの人間味ある便利さが持ち味です。

また数は少ないながら、買いたい馬券を口頭で受付スタッフに伝えると馬券を発券してくれる窓口もあり便利。「自動発売機」と「有人窓口」、それぞれの特徴はあるものの、馬券購入に大きな違いはありません。

的中馬券の「確認」と「払い戻し」について

的中馬券の「確認」と「払い戻し」について

購入した馬券が的中していたら、該当レースの確定後に配当の払い戻しを受け取ることができます。払い戻しは、レース毎のオッズ(倍率)に合わせた100円に対する金額となり、場内アナウンス、ターフビジョン、場内モニターなどで発表、他に「JRA」のホームページやテレホンサービスでも確認が可能です。

受け取りは、競馬場や「ウインズ」などにある「自動払戻機」や「有人窓口」となり、また馬券を持ち帰り、他の競馬場や「ウインズ」などでも受け取ることができます。

記念に取っておきたい的中馬券ですが、配当金と引き換えになるため、たとえ引き換え後でも返却はしてもらえません。こんなときは、競馬場や「ウインズ」などにあるインフォメーションカウンターで、的中馬券の有料コピーサービスを利用するのがおすすめ(1枚10円)。

インターネットで購入した馬券が的中した場合、その配当金は各サービスの登録先銀行へと振り込まれるシステムです。馬券が発券されないインターネットでは、万馬券が的中すると「JRA」から「万馬券証明書」を発行してくれる嬉しいサービスがあります。

払い戻しには期間が設けられ、60日間を過ぎた場合、その馬券は無効となってしまうため、注意が必要です。

高額配当金と税金の関係

高額配当金と税金の関係

払戻金は、必ず現金で手渡されるようになっています。例えば配当金が1億円、10億円であろうとも現金での払い戻しなのです。

ただし、「自動払戻機」は、その払い戻し限度額が100万円未満となっており、100万円を超えるような高額配当金の場合、「有人窓口」のみでの対応となります。

配当金のような一時所得金は、50万円を超えると所得税や住民税の課税対象となり、確定申告を行なったあと、税金を納付しなければなりません。

あくまでも1年間の累計ですので、1度の配当金であろうが、50度の配当金であろうが、トータルで50万円以上になると、その一時所得金は課税対象となるのです。

馬券は、その購入費用を経費として処理することができます。ただし、経費として認められるものは、的中馬券のみです。つまり不的中(ハズレ)馬券は、経費として扱われないので注意しましょう。

※この記事は、2018年2月時点の情報に基づいて作成されています。

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