馬連馬券の買い方から払い戻しまで
馬券を購入する際に最初の悩みとなるのが馬券の種類。単勝、複勝、応援馬券、枠連、馬連、馬単、ワイド、3連複、3連単、WIN5(インターネット投票限定)の10種類からどれを選べば良いのか難しいところです。
その中から今回は馬連馬券に焦点を当ててご紹介します。
初めての人が馬連馬券を購入する際に知っておくべき「1点買い」、「ながし」、「ボックス」、「フォーメーション」。それぞれの特徴と、自動発券機での購入手順やマークカードの記入方法、購入時の注意点をまとめてご紹介します。
▼ 目次
馬連馬券について
JRAで販売されている馬券は全10種類ありますが、今回はその中から「馬連馬券」についてご紹介します。
「馬連馬券」とは競馬の1着馬と2着馬を当てる馬券で、この2馬の着順は関係がありません。
例えばAとEの馬を馬連馬券で購入したとすると、「1着:A-2着:E」の場合と「1着:E-2着:A」の場合のどちらも的中馬券。これを連対馬と言います。
似たような買い方には「馬単馬券」がありますが、これは1着馬と2着馬の順位も正確に的中させることが必要。
レースで1着予想の馬に強い自信がある場合は、馬連馬券ではなく馬単馬券を購入するのがおすすめです。
仮に馬単馬券で馬連馬券と同じ組み合わせで購入する場合、組数は2倍。馬連と馬単の違いはよく覚えておきましょう。
馬連馬券の購入方法
馬券を購入できる方法は大きく分けて3通りあります。
ひとつは競馬場で購入する方法で最もオーソドックスな買い方と言えるでしょう。レース前にパドックで実際に歩いている馬を見ることで、馬のその日のコンディションや気性を確認して予想を立て、場内の自動発売機か窓口でマークカードを渡して馬券を購入します。
パドックで直接馬を見ることで、より馬に入れ込んで競馬を楽しめるのでおすすめです。
競馬場は日本全国に10ヵ所しかないため、なかなか気軽に足を運べません。
そこでおすすめなのがウインズ・エクセルで購入する方法です。インフォメーションデスクがあるので初心者でマークカードのマークの仕方が分からない、という方にも安心。
各所にレースの状況を知らせるモニターが配置されているので、他の観客とともに予想の当たり外れを臨場感たっぷりで楽しめます。
一部のウインズ・エクセルには有料サービスですが、i-Seat(アイシート)というパソコンを操作して投票できる座席もありますので、ゆったりと座って観戦することも可能。
最後にご紹介するのはインターネットや電話で投票する方法。競馬場やウインズ・エクセルに直接行かずに気軽に馬券を購入して競馬を楽しみたい人におすすめです。
ここで注意したいのは、インターネット・電話ともに、思い立ってすぐ購入できない可能性があること。
特に電話ではA-PAT(エーパット)というサービスを利用しますが、利用までに約2~4ヵ月もかかってしまいます。
インターネットから購入するサービスは「即PAT(ソクパット)」と言い、こちらも特定の銀行の口座がない場合は新規口座の開設から始めなければならず、郵送だと1~3週間かかってしまうので注意しましょう。
1点ずつ馬連馬券を購入する(緑のマークカード)
緑のマークカードは馬連だけでなく、単勝や枠連などの全種類の馬券が買えるので、初めて馬券を購入する人におすすめのカード。
深緑とオレンジで印字されたデザインは競馬のマークカードならこれ、という昔ながらのファンも多いです。
表面と裏面に4点ずつ記入できるので、計8点まで購入することができます。
桜花賞などの大きなレースは前日から購入することができるので、左上の「前日発売」をマークして先に購入しておいて、当日はゆっくり観戦するのも良いでしょう。
緑のマークカードは本命や万馬券狙いなど、それぞれの馬の組み合わせによって金額を変えることができるのが大きな特徴。
マークする場所がたくさんあるので間違いやすいですが、1番・1頭目~3番・3頭目の1~18のどれかひとつだけにマークするのが正しい方法。
同じ枠に1着2着を予想した馬の番号をマークしてしまわないように注意が必要です。もし間違ったら消しゴムで消すのではなく、一番右の取消をマークして、下の段に改めて正しいマークをするようにしましょう。
同じ馬連馬券を購入するのでも、1着になるのは絶対この馬に違いないと確信を持っていても、2着以降の馬の予想がつかない場合は「ながし」馬連馬券が買える青のマークカードがおすすめです。
「ながし」馬連馬券を購入する(青のマークカード)
青のマークカードは「ながし」で馬券を購入したいときに使うカード。
表と裏で買える馬券の種類が違うので注意が必要です。
表面では枠連・馬連・ワイド・3連複の馬券、裏面では馬単・3連単の馬券が購入可能。
1着になりそうな馬や、お気に入りの馬を軸にして1頭もしくは2頭決めて買うのが「ながし」という買い方です。
馬連の場合は軸にしたい馬番を「軸」の欄からひとつだけ選んでマークして、組み合わせたい馬番を「相手」の欄から選んでマークしましょう。このとき、「相手」は何頭でも選ぶことができます。
「ながし」馬連馬券の長所は、軸馬を決めて他の馬を組み合わせるため、「ボックス」「フォーメーション」に比べて買う組み合わせを減らせるところです。
「ながし」で注意したいのは、軸にする馬に一番人気を選ぶとオッズが低くなってしまうこと。
予想で丸が付いている対抗馬を軸にしたり、三角やバツが付いている穴馬を軸に選んだりして購入すると良いでしょう。
「ボックス」馬連馬券を購入する(赤のマークカード)
本命として買いたい馬が3頭以上いて、どの馬も1位になりそうで甲乙付けがたい場合「ボックス」で馬券を購入すると良いでしょう。
例えばお気に入りの馬が4頭いた場合、馬連で購入すると4×3÷2=6通りで購入しなければなりません。
一つひとつマークして購入するのは大変ですし、うっかり買いもらした組み合わせが当たったりしたらとても悔しい思いをすることになります。
ボックスでは選んだ馬をもれなく自動的に組み合わせてくれるので、その点は安心です。
また、選んだ馬の内のどれかが1位・2位を取れば予想が当たったことになるので、予想を当てやすいことがボックスで買う大きなメリット。
初心者で予想がうまく立てられない、競馬の雰囲気を気軽に楽しみたいといった方にボックス買いは有効です。
しかし「当てやすい」ということは、配当金も低くなってしまうデメリットがあります。
選んだ頭数や金額が大きくなる程、的中しても配当金額が低くなり、せっかく予想を当てても購入金額を下回ってしまう可能性もありますので、事前に購入金額とオッズのバランスを確認しておくことが大切です。
「ボックス」の馬券を購入したいときは、赤のマークカードを使います。ただし、「ボックス」が購入できるのは赤のマークカードの片面のみなので、枠外に「ボックス」と書かれている面に記入しましょう。
「フォーメーション」馬連馬券を購入する(赤のマークカード)
「ながし」が軸になる馬が1頭だけなのに対して、軸が2頭以上いるときに買うのが「フォーメーション」です。
例えばどちらも甲乙付けがたい本命馬1・2がいて、その組み合わせ相手に2・3・4・5という馬を選びたい場合、フォーメーションで「1着・1頭目」の欄の「1・2」をマークし、「2着・2頭目」の欄の「2・3・4・5」をマーク。
馬連で言うと1-2・1-3・1-4・1-5・2-3・2-4・2-5の7通りを購入したのと同じことになります。
3着・3頭目まで選べるので、より複雑な組み合わせで購入することも可能です。
「ボックス」と違い、順位まで予想することで配当金が多くなる一方、1~3着に入る馬を確実に選ばなければいけないので、3着に選んでいた馬が2着に入った場合は予想が外れたことになり、悔しい思いをすることになります。
何点でもマークすることができますが、たくさんマークしてしまうと、結局「ボックス」を購入するのと同じように購入金額より配当金が低くなってしまうので注意が必要です。
「フォーメーション」が購入できるのは、赤のマークカードの片面のみなので、枠外に「フォーメーション」と書かれている面にマークして購入しましょう。
マークカード記入時の注意点(馬連馬券の場合)
マークカードの色によって購入する方式が異なります。
まずは購入する方式を「1点買い」「ながし」「ボックス」「フォーメーション」から選択し、「1点買い」なら緑、「ながし」なら青、「ボックス」と「フォーメーション」なら赤のマークカードを選択しましょう。
次に記入時です。マークカードではみ出しや塗り間違えをしてしまうと、自動的に機械が認識して、意図しない馬券を選択することがあります。
マークカードを塗るときは枠の中からはみ出さないよう十分に注意しましょう。塗りたい箇所を先に丸で囲み、そのあと塗りつぶす方法がおすすめ。
自動発券機利用時の注意点(馬連馬券の場合)
自動発券機を利用する場合、マークカードによって購入馬券指定を行ないます。
画面に表示される内容が希望する馬券の内容と一致していることを必ず確認して精算画面へ移りましょう。
万が一希望とは違う馬券を購入した場合、その場で対応ができればキャンセルが可能なこともあります。しかし基本的にはキャンセル不可能のため、十分に注意が必要です。
馬連馬券を購入してレースを楽しむ
実際にレースに参加して馬券を購入する場合、どのレースに参加してどの馬を選ぶかは毎回重要です。
馬連馬券は1頭を予想する単勝や複勝よりも組み合わせが複雑になり、的中の難易度が上がりますが、3連複や3連単といった組み合わせよりも難易度は下がります。
買い方も「1点買い」、「ながし」、「フォーメーション」、「ボックス」があり試行錯誤が必要です。
雑誌やインターネットには必勝法などの情報も溢れているため、事前に情報収集をしてレースを選び、まずは馬券を購入してみましょう。
また、「ながし」「フォーメーション」で共通することですが、この方法で的中するにはどれだけ的確に軸馬を選ぶことができるかが重要です。
そのために必要なのは事前に情報を集めて分析する能力。まぐれ当たりではなく、継続的に的中馬券を購入するには経験値も必要です。
レースに参加して競技が終われば、いよいよ着順が発表されます。
ここで注意したいのが、レース終了直後に表示される着順掲示板は確定着順でない場合があるということ。
進路妨害やその他の違反行為が疑われる場合には、着順発表までに審議が行なわれます。
その際に「審」の青ランプが点灯しますので正式発表までは待機となり、同様にゴールの判定が僅差の場合も写真判定が行なわれ、その間は待機が必要です。
馬連馬券の場合、1着と2着が予想通りの2頭なら僅差でも的中が確定しているため、審議中も楽に待ち時間を過ごすことができますが、仮に2着と3着が僅差でどちらかは購入外の馬であれば、この時間は的中の有無を決める時間になります。
「確」の赤ランプが点灯すれば、レースの着順は確定。そのあとは他の馬券と同様、場内の自動払戻機でいつでも受け取ることができます。
すべての馬券の有効期限は60日のため、当日混雑している場合は、後日払い戻しを受け取ることも可能。また、他の競馬場や場外馬券売り場での受け取りも可能です。
※この記事は、2018年2月時点の情報に基づいて作成されています。
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