枠連馬券の買い方から払い戻しまで
競馬を楽しむために購入する馬券、最初の悩みとなるのが馬券の種類。
単勝・複勝・3連単・3連複・馬単・馬連・枠連・応援馬券・ワイド・WIN5(インターネット投票限定)の10種類からどれを選べば良いのか難しいところです。
その中から今回は枠連馬券に焦点を当て、枠連馬券はどういう買い方なのか、初めての人が枠連馬券を購入する際に知っておくべき注意点や実際の購入方法を併せて説明。また、枠連馬券と馬連馬券の予算比較もご紹介します。
▼ 目次
枠連馬券の特徴について
JRAで販売されている馬券は全10種類ありますが、今回はその中から「枠連馬券」についてご紹介します。
「枠連馬券」とは競馬の1着馬と2着馬の「枠番」を予想して購入する馬券のこと。
「枠番」とは、例えば1~16番まで馬番が付けられているとすると、その上に割り振られる枠番号のことです。
仮に16頭の馬に対して2頭ずつ枠番が割り振られる場合、A~Hの枠番が作られ1番馬と2番馬がA枠、3番馬と4番馬B枠、という具合に割り振られ15番馬と16番馬がH枠に該当。
基本は出走ごとに8枠を設けるため、16頭未満の場合は1枠に1頭ずつの割り当てが、逆に17頭や18頭の場合は1枠に3頭が割り振られます。
枠連馬券の予想は、馬連馬券と同様で、枠番の着順は無関係の順不同です。
先程例で示した16頭が出走するときにAとEの枠を枠連馬券で購入し、1着が1番馬・2着が9番馬だった場合、「1着:A枠(1番馬か2番馬)-2着:E枠(9番馬か10番馬)」の場合と「1着:E枠(9番馬か10番馬)-2着:A枠(1番馬か2番馬)」の場合のどちらも的中馬券になります。
勝つと予想した馬がいる場合、馬番ではなく枠番で買うことで、たとえ予想馬が負けても同じ枠内の馬が勝てば的中となり、予期せぬ的中も期待することが可能。逆に、馬連馬券と比べると配当が安くなる傾向があります。
馬連馬券で1番馬-2番馬を購入すると、枠連馬券A枠-A枠と同じ的中率の馬券を作ることが可能で、これは「ゾロ目」馬連馬券です。
枠連馬券の購入方法
馬券を投票する方法は大きく分けて2つ。
競馬場やウインズ・エクセルという場外勝馬投票券発売所で馬券を投票する方法がひとつ。
もうひとつは電話やインターネットサービスを利用して投票する方法です。
インターネットでの投票サービスを「即PAT(ソクパット)」、電話で投票できる「A-PAT(エーパット)」があります。
A-PATは電話で投票できるので一見簡単そうに見えますが、A-PAT専用の口座を開設しなければならず、利用までに約2~4ヵ月かかるとされているので、この段では即PATでの購入方法を説明しましょう。
競馬に興味があるけれど、直接出向くのは気後れする、という方におすすめなのがインターネット投票です。
即PATでは申込み画面から登録完了すれば、パソコンからだけではなく、スマートフォン・携帯電話からも勝馬投票券を購入することができます。
ここで注意しなければいけないのは、支払いに対応しているのは「ジャパンネット銀行」、「楽天銀行」、「三井住友銀行(SMBCダイレクト)」、「三菱東京UFJ銀行」、「住信SBIネット銀行」、「ゆうちょ銀行」、「りそな銀行」、「埼玉りそな銀行」の8行のみだということ。
すでに該当の銀行の口座がある方は即日申込みができます。
口座がない場合は銀行によって異なりますが、郵送申込みの場合は1~3週間口座開設に時間がかかりますので注意が必要です。
いきなりサービスに登録をするのは不安がある、という方には体験サイトもありますので、そちらで操作を確認してから登録すると良いでしょう。
体験サイトでは勝馬を選んで投票する一連の流れを体験できますが、馬名を見ると往年の名馬がズラリと並んでいる制作者の遊び心も見えるシステム。
本当にこのレースが成立していたら順位はどうなるだろう、と想像しながら予算を決めて勝馬予想をしてみる楽しみ方も可能。
もちろん体験サイトではどんなにお大尽遊びをしても一切の費用はかかりませんので安心です。
一点ずつ枠連馬券を購入する(緑のマークカード)
緑のマークカードは必要な項目を塗りつぶすことで、全種類の馬券を購入することができます。
枠連を一点ずつバラバラで購入できるため、例えば1~16番馬までの馬が出走するとしたときに、2頭ごとにA~H枠が割り当てられるとすると、A枠とE枠が勝つと予想したらその組み合わせのみ一点を購入することが可能。
このとき的中馬は、枠連馬券のため「1着:A枠(1番馬または2番馬)-2着:E枠(9番馬または10番馬)」と「1着:E枠(9番馬または10番馬)-2着:A枠(1番馬または2番馬)」の場合です。
また、1番馬と2番馬が勝つと予想するときは「1着:A枠(1番馬または2番馬)-2着:A枠(1番馬または2番馬)」を指定して購入します。これが「ゾロ目」枠連馬券です。
緑のマークカードの記入項目は「競馬場名」、「レース番号」、「式別」、「1着・1頭目」、「2着・2頭目」、「金額」、「単位」。1組ごとに金額を指定して購入できるのも緑のマークカードの特徴です。
ここでさらにA枠が2着以内で勝つ自信がある場合は、A枠を「軸」と考えて相手の枠を数通り購入する方法がおすすめ。
その場合は緑のマークカードではなく、次に紹介する青のマークカードを利用した「ながし」枠連馬券や赤のマークカードを利用した「フォーメーション」、「ボックス」枠連馬券の購入が候補になります。
「ながし」枠連馬券を購入する(青のマークカード)
「ながし」とは必ず勝ちそうな枠番を「軸」として決め、その対になる枠を複数購入する方法。
例えばA枠を軸とする場合に、A~H枠まである場合はA-A、A-B、A-C、A-D、A-E、A-F、A-G、A-Hの8組を購入します。
軸の選び方は人気馬の中から選ぶ方法やあえて人気のない馬から選ぶ方法など様々です。
一番人気を選ぶとオッズが低くなりやすいため、二番人気以降やあえて大穴を軸に選ぶのもおすすめします。
一番人気を選んだ結果、的中はしたけど払戻金が購入金額を下回る「トリガミ」にならないよう注意しましょう。
青のマークカードの記入項目は「競馬場名」、「レース番号」、「式別」、「枠番・馬番(軸)」、「枠番・馬番(相手)」、「一点当たりの金額」、「単位」です。
「枠番・馬番(相手)」には「全通り」の選択ができます。
「ながし」枠連馬券の長所は、軸を決めて他の枠を組み合わせるため「ボックス」「フォーメーション」に比べて買う組み合わせを減らすことが可能なこと。組み合わせ数が減ることで、1組に対してより多くの金額をかけることができます。
「ボックス」枠連馬券を購入する(赤のマークカード)
「ボックス」とは、選んだ枠番に対してすべての組み合わせで馬券の購入ができる方法です。
例えばA枠とB枠とC枠とD枠の4枠を選ぶ場合、A-B、A-C、A-D、B-C、B-D、C-D、A-A、B-B、C-C、D-Dの10組で購入。同様に3枠の場合は6組購入します。
利用する赤のマークカードには表と裏があり、以降説明する「フォーメーション」と「ボックス」は同じ赤のマークカードを利用。
内容が表と裏で異なり、一枚に対してどちらか片面しか利用できないため、「ボックス」と書かれている面を確認してから記入しましょう。
記入項目は「競馬場名」、「レース番号」、「式別」、「枠番・馬番」、「一点当たりの金額」、「単位」です。
ここでひとつ注意点。「ボックス」枠連馬券を購入する場合、上記のA-Aといった1着と2着が同じ枠の予想は「ゾロ目」と言われ、ボックス用マークカードでは購入することができません。
そのため、緑のマークカードを利用して追加購入。結果として2枚のマークカードが必要となり手間がかかります。
その場合「ボックス」枠連馬券を購入する場合にも「フォーメーション」用のマークカードを使う方が便利です。
「フォーメーション」用のマークカードにはゾロ目の組み合わせがあるため、1着枠予想にA・B・C・D、2着枠予想に同じA・B・C・Dを塗るとA-B、A-C、A-D、B-C、B-D、C-D、A-A、B-B、C-C、D-Dの10組で購入。
「ボックス」枠連馬券は「一点買い」や「ながし」「フォーメーション」と比べて購入時の組数が増加する傾向にあります。
選ぶ頭数が増える程、組数も増加して的中確率は上がりますが、購入金額が高額となると的中時の配当金額が購入金額を下回る「トリガミ」の可能性が現れ、利益が出ない場合も。事前に購入金額とオッズのバランスを十分確認しましょう。
「フォーメーション」枠連馬券を購入する(赤のマークカード)
「フォーメーション」とは、「ながし」と「ボックス」の中間に当たるような馬券のこと。
「ながし」よりも的中率を上げながら、「ボックス」のように組み合わせを増やしすぎない調整が可能です。
「ながし」では軸となる枠をひとつだけ選びましたが、「フォーメーション」では軸を例えば2枠に増やしAとCを選択。
相手にDとEとFの合計5枠を選ぶ場合、A枠の軸に対してA-D、A-E、A-Fの3組、C枠の軸に対してC-D、C-E、C-Fの3組で合計6組を購入します。
さらに「ゾロ目」枠連馬券を購入する場合、A-A、C-C、D-D、E-E、F-Fの5組も追加となり合計11組です。
赤のマークカードは、片面が「フォーメーション」用。
「フォーメーション」と書かれている面を利用し、記入項目は「競馬場名」、「レース番号」、「式別」、「1着・1頭目」、「2着・2頭目」、「一点当たりの金額」、「単位」となります。
「ゾロ目」枠連馬券について
1着枠と2着枠を同じ枠で予想する「ゾロ目」枠連馬券について説明します。
すべての枠に2頭ずつ割り振られている場合、16頭が出走するときのA~H枠としてA枠には1番馬と2番馬が該当。
例えばA-A枠の「ゾロ目」枠連馬券を購入すると、的中内容は「1着:1番馬-2着:2番馬」または「1着:2番馬-2着:1番馬」で、これは馬連馬券で1番馬-2番馬を購入するのと同じ的中内容です。
2頭の組み合わせにしかならず、的中率は低下します。
的中率が下がるために、ゾロ目を嫌って避ける人が多くなることで、的中時に高配当となる確率は上昇。高配当を狙う場合は「ゾロ目」枠連馬券を購入するのもひとつの手段になります。
枠連馬券と馬連馬券の予算比較
順不同で1着馬と2着馬を予想するのが馬連馬券。
同様に順不同で1着枠と2着枠を予想するのが枠連馬券です。
1頭ごとに予想する馬連馬券に比べて、枠連馬券の方が的中率は高くなります。その具体的な比較をご紹介しましょう。
16頭が出走するレースで2頭ごとにA~H枠の計8枠が割り振られると仮定。
1番馬を軸馬に決定して「ながし」馬連馬券を購入すると1-2,1-3・・・1-16の15組になります。
同様に枠連馬券でA枠を軸に「ながし」枠連馬券を購入するとA-A,A-B,A-C・・・A-Hの8組となり、仮に一点の購入金額が同じだとして、両者を比較すると枠連馬券は馬連馬券の半額で購入可能です。
つまり、予算が限られている場合は馬連馬券ではなく枠連馬券を選択することで、予算を押さえた組み合わせの購入が可能となります。
※この記事は、2018年2月時点の情報に基づいて作成されています。
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