

こちらは福井県敦賀市の金ヶ崎緑地の南端にある鉄道資料館です。 建物は、1999年に敦賀港開港100周年記念事業 「つるが・きらめきみなと博21」のシンボルの一つとして建設されています。明治の終わりに東京(新橋)-パリ間をシベリア鉄道経由で走った「欧亜国際連絡列車」の鉄道連絡船発着駅だった金ヶ崎駅(のちの旧敦賀港駅)舎を再現して建てたものだそうです。 建物外観は、大正時代のレトロな雰囲気でとてもかわいいです。 内観ももちろんレトロで、館内にはミニSL、当時の駅員さんの服や当時の写真などの当時の鉄道に関する展示物があり、ビデオの上映もされてかなり楽しめます。 また、展示してあるものやビデオ上映から、古くから国際的な港町としても栄えてきた敦賀は、首都圏とヨーロッパを結ぶ重要な街だったことが分かります。明治の終わり〜大正時代は、東京⇔敦賀⇔ウラジオストク⇔モスクワ間を10日間で鉄道で運行していたとのことで、100年以上前に海を超えてヨーロッパまで鉄道が繋がっていたことに、驚きとロマンを感じます。 これで入場無料は太っ腹です。