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関鍛冶伝承館
岐阜県関市にある「関鍛冶伝承館」の施設情報をご案内します。こちらでは、地域の皆様から投稿された口コミ、写真、動画を掲載。また、関鍛冶伝承館の周辺施設情報、近くの賃貸物件情報などもご覧いただけます。岐阜県関市にある博物館をお探しの方は、「旅探たびたん」がおすすめです。
関鍛冶伝承館の概要
関鍛冶伝承館は、鎌倉時代から今日まで約700年にわたり、「刃物の町」関市で受け継がれてきた関鍛冶の匠の技を、映像や展示などで紹介している施設です。
関市は、5大鍛冶流派「五箇伝」(ごかでん)のひとつ「美濃伝」の流れをくみ、日本刀づくりから始まった名刀の産地。ドイツ西部の都市「ゾーリンゲン」(Solingen)やイギリスのイングランド中部にある工業都市「シェフィールド」(Sheffield)と並び、世界の3大刃物産地としても有名です。各都市の頭文字を取り、「刃物の3S」と称されることもあります。
館内は1階と2階に分かれ、1階の刀剣展示室では、関の代表的な日本刀「兼元」(かねもと)や「兼定」(かねさだ)の実物を展示。また、関鍛冶の起源や歴史だけでなく、製造工程に関する貴重な資料も鑑賞することができます。一方、2階の刃物展示室は、近現代に生産された刃物製品が紹介されているスペース。カスタムナイフ作家によるコレクションや刀剣企画展、近代における刃物産業の歴史に関する展示物などが楽しめます。
関鍛冶伝承館の見どころ
日本刀鍛錬場、及び技能師実演場を併設。定期的に一般公開される刀匠、及び刀剣技能師による実演が行なわれます。
毎月第1日曜日には、刀匠による「古式日本刀鍛錬実演」の他、研師(とぎし:焼きを入れた刃を研ぐ職人)や柄巻師(つかまきし:日本刀の持ち手部分を正絹の糸やサメ皮等で巻く職人)などによる「外装技能師実演」を実施。なかでも古式日本刀鍛錬で、約1,200℃に熱した鋼を折っては打つ工程を繰り返すたび、勢いよく火の粉が舞い上がる様子は圧巻の迫力です。烏帽子(えぼし:黒色の伝統的な被り物)をかぶり白装束に身を包んだ刀工や刀匠が、鋼に含まれる不純物を大槌や小鎚で叩き出す際に放たれるリズミカルな音が響き渡ります。
会場内には、一度に約120名が利用できる見学者用の観覧席が設けられ、複数のモニターを活用した製造工程の映像紹介・解説も実施。映像は、英語、及び中国語にも対応しているため、海外からの来訪者も十分に理解を深めることができる環境です。もし、日本刀に関して疑問や質問があれば、その場で直接尋ねることもできますので、積極的に参加してみましょう。
さらに、毎年1月には、刃物業界全体の安全等を祈願する目的で、新春の恒例行事「打ち初め式」を開催。神事が執り行なわれたのち、厳粛な雰囲気で鍛錬実演が開始され、その様子は無料で見学することができます。その他、10月の「刃物まつり」当日や、「いい刃の日」で知られる11月8日も、古式日本刀鍛錬の実演が無料で一般公開される貴重な機会です。なお、11月8日には、使用できなくなった刃物類を供養するため、同じ敷地内に設けられた刃物塚で「刃物供養祭」も同時開催されます。
関鍛冶伝承館の歴史
関鍛冶伝承館の歴史は、1934年(昭和9年)に発足した「日本刀伝習所」にまでさかのぼります。この伝習所は、美濃関伝を脈々と継承し日本刀鍛錬の技術を向上すべく、有志で結成された「美濃刀匠擁護会」のメンバーが創設。翌1935年(昭和10年)には、「春日神社」の西隣に位置する現在地に移転され、「日本刀鍛錬所」と改称されました。
その後、1983年(昭和58年)になると、再び「日本刀鍛錬塾」と名称が改められ、「渡辺兼永」が塾長に就任。同氏は、日本刀伝習所があった時代から代表として活躍し、のちに「関伝の2大巨匠」のひとりとして讃えられた人物です。なお、敷地内には、明治から昭和時代にかけて関鍛冶の伝統と技術を後世へ伝えようと尽力した同氏の活躍ぶりを象徴する「渡辺兼永翁碑」が建てられています。
関鍛冶伝承館の前身と言われる「関市産業振興センター」が完成したのは、1984年(昭和59年)のことです。その後、2002年(平成14年)にリニューアルオープンされ、現存する関鍛冶伝承館の姿となりました。
ただし、2017年(平成29年)〜2018年(平成30年)には、老朽化を理由として、館内にある日本刀鍛錬場の改修・増築工事を実施。奈良県の「春日神社」を思わせる朱色の外装が特徴的な建物に生まれ変わっています。



※この写真は「投稿ユーザー」様からの投稿写真です。
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関鍛冶伝承館の基礎情報
- 施設名称
- 関鍛冶伝承館
- 所在地
- 〒501-3857
岐阜県関市南春日町9-1
- TEL
- 0575-23-3825
- 交通アクセス
-
-
長良川鉄道「刃物会館前駅」から「関鍛冶伝承館」まで 徒歩3分
-
「「刃物会館前」バス停留所」から「関鍛冶伝承館」まで 徒歩2分
-
東海北陸自動車道「関IC」から「関鍛冶伝承館」まで 2.8km
※関鍛冶伝承館までの距離は、直線距離から算出し表示しております。直線距離の確認・目安としてご活用ください。
実際の正確な道路距離・所要時間・経路については「経路検索」ボタンをクリックし、Googleマップにてご確認ください。 -
- 開館時間
- ―
- 休館日
-
- ―
- 駐車場
有り
- 駐車場案内
ホームページ - ―
- 入場料
大人/300円(250円)
高校生/200円(150円)
小中学生/100円(50円)
( )団体割引 20名以上
※療育手帳、身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方は、受付にてご提示ください。本人と付添いの方1名が無料となります。
☆一般公開日 鍛錬見学料
1月、10月を除く毎月第1日曜日
大人/300円
高校生/200円
小中学生/100円
※刃物まつり、打ち初め式は無料
- 団体予約
団体割引 大人/300円(250円)
高校生/200円(150円)
小中学生/100円(50円)
( )団体割引 20名以上
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「関鍛冶伝承館」の施設情報
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関鍛冶伝承館の投稿口コミ(31件/全施設:8,628件)
岐阜県関市南春日町、長良川鉄道刃物会館前駅から徒歩5分の場所にある関鍛冶伝承館です。 700年以上に及ぶ関鍛冶の技を伝える施設です。月に1度、施設内で実演公開をしています。 館内には関を代表する鍛冶士の日本刀を多数展示。 是非立ち寄ってみて下さい。
関鍛冶伝承館の投稿写真(108枚/全施設:18,601枚)
関鍛冶伝承館の投稿動画(10本/全施設:2,385本)
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