兵庫県立美術館〜本物に触れる経験を大切に
阪神電鉄岩屋駅から南へ徒歩20分の所に有る施設です。夏休みも終盤に差し掛かり、子供達には思う存分様々なチャレンジをさせて、充実した時間を過ごして欲しいと、コロナ感染症以降、久しぶりに訪れました。私は、個人的に好きな画家は居るものの、美術品などへの見識はまだまだ不十分で、知識の豊富な妻の解説と一緒に展示品を見る事が、沢山の学びを得られるので子供達同様、いつも貴重な時間を過ごせる事になっています。美術品そのものを実物で見る事で、凹凸など質感を受け取る事が出来、そこから作者のこだわりや思いを感じ取る事が出来ます。また、その美術品を通じて、時代を超えて作者と自分自身が空間を共有出来る感覚がこの上なく心地良い。それだけではなくて、美術館では、そういった美術品から感じられるもの、得られるものを、より感じ取り易いような空間造りにこだわっていて、その空間自体も非常に心地良い。感じるまま、自宅をこうしてみようとか、設計の仕事へのイメージ、発想を参考に出来る事も。技術の進化に伴って、最近ではコスパ、タイパといった効率が重視されている傾向に有り、わざわざ足を運ばなくても写真や映像、動画などを通じて接点を持つ事が出来ます。しかし、それらを通じての感じたり学ぶ事は実に表面的なものだと思います。そういう技術を通じた間接的な接触は、美術館という空間の中で美術品を見るという『本物に触れる経験』の代わりにはなり得ないと思っています。子供達の成長を促すために、知識を増やすという意味では、そういった技術、つまり写真や映像、動画の活用でも効果的な側面も有ると思いますが…。心が動く事で、血となり肉となる経験は、本物に触れ、実際の空間を共有し、五感を使って感じる機会にしか味わえないと思うのです。どんなに技術が進化しても『本当に触れる経験』の代替手段にはならないと思います。人から学べる事にも、直接と間接では非常に大きな差が有りますので。多くの物事を、物からも人からも直接学び、体得していく事が私達家族の教育方針。子供達には本物に触れる経験や直接のコミュニケーションを取れる機会をより多く取って、その成長を見守り続けようと思っています。






