刀剣展「京のかたな」
京都国立博物館は、1897年(明治30年)5月に開館した歴史ある博物館になります。場所は三十三間堂がすぐ近くにあるので、京都駅から市バスで博物館・三十三間堂前行きに乗って下車して目の前にあります。車の場合は、博物館にパーキングが併設されてますが、満車になることも多いので、近くのパーキングにとめても歩いて行けるので大丈夫です。博物館では、主に平安時代から江戸時代にかけての京都文化を中心とした文化財を保管・展示しており、特別展も行なっています。今回、博物館の歴史上初となる大規模な刀剣展「京のかたな 匠のわざと雅のこころ」に行ってきました。国宝や重要文化財クラスの刀剣が勢揃いして、たくさんの名刀が展示されると聞いて行くことに決めました。博物館入り口となる3階の展示室には、刀剣の鑑賞ポイントのパネルが設置され、刀の見方や用語解説がわかりやすく説明されてましたので、とても参考になりました。また、便利な音声ガイドの貸し出しもあります。刀剣ブームを起こした刀剣乱舞とおコラボしており、場内には大勢の刀剣ファンも訪れてました。意外に外国の方も多く、日本の文化に触れようと真剣な眼差しで鑑賞していたのが印象でした。会場の1階から3階まで展示された刀の数に圧倒されました。刀の美しさを見せるためか、室内は薄暗くなってました。展示された刀剣で印象に残ったのは、天下五剣といわれた「三日月宗近」です。鑑賞するために並んで待つような状態でしたが、刃文(はもん)に三日月が見られることが名前の由来といわれ、とても美しい刀でした。これだけの刀を展示する機会もないのかと思い、とても有意義な時間でした。