村正ブランドがすごい!
今回、私が訪れた「桑名市博物館」の設立は1985年(昭和60年)と歴史が古く、三重県初の市立博物館として建てられました。
展示物は、ガラスの芸術作品や千羽鶴折形に関係した物など、時期に応じて様々なテーマで展示されています。その中で、私が特に気になったのは、桑名ゆかりの日本刀の刀匠「村正」が手掛けた作品の展示です。村正は自身が、「千手観音の申し子である」と自称したことをきっかけに、「千子村正」と呼ばれており、師匠である山城伝の名工「平安城長吉」の下で修業を重ね、後に「村正ブランド」として確立させた有名な方です。そんな村正の作品を堪能したいと思い、桑名市博物館へと足を運びました。
刀剣の企画展示は不定期で開催されており、2016年(平成28年)に開催された「村正展」を始め、2018年(平成30年)には「村正Ⅱ―村正と五箇伝―」、「刀剣幻想曲-刀剣ファンタジア」など、テーマに合わせて刀剣の展示会を行っています。
桑名市博物館の営業時間は、午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)と決まっており、定休日は月曜日です。ただし、月曜が祝日の場合は開館されます。また、年末年始(12月29日から1月3日まで)は展示品入替期間のため、お休みです。
入場料は、高校生以上が150円。中学生以下は無料ですが、特別企画展の場合は別で料金がかかるため注意が必要です。(20名以上の団体客だと割引が適用されるそうです。)
施設の内部は1階と2階に分かれており、特別展示や企画展示などを開催している企画展示室と文献資料室。さらに、ギャラリーコーナーが設けられています。また、それぞれの展示物について詳細が記載されたパネルもあったので、より理解が深まりました。
実際に村正の作品を鑑賞し、やはりテレビや写真で見るよりも迫力があり、とても感動しました。特に、刀文の美しさや鎬地の色合いに感動を覚えました。
また、刀剣の催しがあったら、必ず鑑賞しに行きたいと思います!