二ツ森貝塚館
二ツ森貝塚館は、青森県七戸町に位置する縄文時代の貝塚遺跡で、約5,500年前から4,000年前にかけて栄えた集落の一部となります。この遺跡は、1998年に国の史跡に指定され、2015年にはさらに広範囲が追加指定されました。2021年には北海道・北東北の縄文遺跡群として世界文化遺産に登録されました。
二ツ森貝塚は、太平洋岸の小川原湖西岸に位置しており、標高30メートルの段丘上に広がっています。遺跡の広さは東西約600メートル、南北約170メートルの範囲であり、貝塚の厚さは約1.5メートルに達します。貝塚からは、貝類のハマグリやホタテ、ヤマトシジミなど、魚類のスズキやマダイ、フグなどの魚骨、ハクチョウやカモなどの鳥骨、シカやイノシシなどの獣骨が出土しております。
竪穴建物跡や貯蔵穴が多数見つかっております。大規模な集落であったことが想像できます。特に、鹿角製の櫛や鯨骨製の青竜刀型骨器など、精巧に加工された骨角器が出土しております。当時の人々が高い加工技術力を持っていたことを示しています。
二ツ森貝塚館は、旧小学校の一部を改修して2021年にオープン致しました。この施設では、二ツ森貝塚から出土した土器や石器、獣骨などを展示しております。縄文時代の人々の生活を垣間見ることができます。また、貝層断面の剥ぎ取りや出土品の展示を通じて、当時の環境や生業について学ぶことができます。
二ツ森貝塚館は、青森県上北郡七戸町字鉢森平181-26に位置します。東北新幹線の七戸十和田駅から車で約20分、青い森鉄道の上北町駅から車で約10分の距離となります。開館時間は10:00から16:00となります。休館日は月曜日と祝日の翌日、年末年始はお休みとなります。
ここ二ツ森貝塚館は縄文時代の生活や環境を学ぶ上で非常に貴重な施設です。訪れることで、当時の人々の暮らしや技術、自然環境への適応の様子を深く理解することができます。






