再生されたヴォーリズの魂
仲屋町(すわいちょう)通りにある旧八幡郵便局は、大正10年(1921年)竣工で、著名な建築家:W.M.ヴォーリズによって改築設計されました。セメントスタッコ掃き付け仕上げの外壁に日本瓦葺きの寄棟屋根という、和洋折衷の建物です。
現地を訪れると、建物が通りの風景に不思議と溶け込んでいるのが感じられると思います。
昭和36年(1961年)に郵便局が移転してからは、民間企業で店舗・事務所等に利用され、正面の外観も大きく変更されていました。
その後利用者もなくなり、長年朽ち果てていく様を見た有志により、平成9年(1997年)再生運動が始まり、正面外観の復元がなされ、現在ではNPO法人「一粒の会」が保存と施設運営をされています。
和洋折衷の外観もそうですが、施設内部には木製の大型カウンターをはじめ、郵便局当時の造作が残っており懐かしい感じがします。
2階は当時の情報最先端である電話交換所として利用されていましたが、こちらも見学可能です。
現在、施設はカフェやイベントスペースとして活用されており、人々が行き交う場であった郵便局が見事に現代によみがえった、そんな感慨に浸ることのできる施設です。














