大畑線キハ85動態保存会
大畑線キハ85動態保存会は、青森県むつ市大畑町に位置する鉄道保存団体となります。かつて本州最北端の鉄道駅として知られた大畑駅を拠点としております。この団体は、2001年に廃線となった大畑線のキハ85形気動車を動態保存し、定期的に運転会を開催しております。
大畑線は、かつては下北交通が運営していた鉄道路線で、むつ市大畑町と下北半島の他の地域を結んでおりました。廃線後、多くの鉄道ファンが訪れ、その歴史的価値を認識した地元などの有志たちが動態保存のために立ち上がりました。大畑線キハ85動態保存会は、関東地方在住の鉄道愛好者たちによって運営されており、旧大畑駅構内の約500メートルの線路を使用して運転会を行っております。
キハ85形気動車は、旧国鉄時代のキハ22形を改造したもので、2両が動態保存されております。1両は旧国鉄色、もう1両は下北交通色に塗装されており、訪れる人々に懐かしい昭和の鉄道風景を提供しています。また、静態保存されているキハ85-1の車内にはHOゲージの鉄道模型レイアウトが設置されており、定期運転会の際に公開されています。
運転会は毎年5月から10月の第3日曜日に開催しています。訪問者は国鉄時代の切符を復刻した会員証と1日乗車券を購入して乗車体験を楽しむことができます。運転会では、キハ85形気動車が旧大畑駅構内を往復し、約15分間の乗車体験が提供されております。体験料は200円で、1日に何度でも乗車可能です。
大畑線キハ85動態保存会の活動は、地域の観光振興にも寄与しています。むつ市大畑町は、秘湯温泉や露天風呂、紅葉、桜、祭り、グルメなど多彩な観光資源を持つ豊かな地域であり、鉄道保存活動を通じて訪問者を引き寄せます。また、地元の観光協会とも連携し、地域の魅力を発信する取り組みを行っております。
このように、大畑線キハ85動態保存会は、鉄道遺産の保存と地域振興を両立させる貴重な存在です。訪れることで、昭和の鉄道風景を体験し、地域の歴史や文化に触れることができます。






