広大の博物館です。
「広島大学総合博物館」は、広島大学の研究や調査結果などが展示発表されている博物館になります。場所は東広島市にある広島大学のキャンパスの中になります。こちらの博物館は一般にも無料開放されていますので、いつでも気軽に入ることができます。建物は本館とサテライト館に分かれていて、自然豊かな東広島という立地の良さを活かした、広いキャンパス内を散策しながら建物間を行き来することができます。博物館の建物は見た目もオシャレで、黒い鋼板が外装に使われていて、とてもモダンな雰囲気を醸し出しています。
博物館の内容ですが、本館では「広島大学の歴史」「宇宙・未来」「里海」「里山」の4つのコーナーに分かれています。「広島大学の歴史」コーナーでは、東広島キャンパスができる前の土地の様子や、現在の姿に落ち着くまでの歴史をパネルや航空写真などで観ることができます。「宇宙・未来」コーナーでは、星の誕生や惑星の成り立ち、太古の海の生物や恐竜の化石などが展示されています。高さが150cmもあるウミユリの化石は、他では観たことないくらいの迫力でした。「里海」コーナーでは、広島県の県鳥「アビ」(初めて見ました。)のはく製や、「カブトガニ」の標本、瀬戸内海でしか見られない「オノミチキサンゴ」の標本など、珍しいものでいっぱいです。瀬戸内海や中国山地の河川に生息している魚や貝など、広島県人でも知らない、見たことないものばかりでした。「里山」コーナーでは、様々な動物の写真やはく製が展示されていて、ゆっくり歩きながら眺めることができます。
サテライト館では、広島大学の標本資料や研究成果が紹介されています。中央図書館には化石の展示や里山のジオラマ展示、文化研究科や理学研究科、生物圏科学研究科の研究発表が展示されています。サテライト館はどちらかというと大人向けでしょうか。
広島大学では毎年学園祭が開催されていて、私は家族連れでよく遊びに行っています。家族にはお祭りで楽しんでもらい、私はその間にこちらの博物館で知的欲求を満たすのが楽しみになっていますよ。