さすが大阪市立美術館!
天王寺公園内の数ある施設のなかに、西洋建築の一際目立つ大きな建物が大阪市立美術館です。先日、メトロポリタン美術館展が催されていたので行ってきました。世界各地の美術品、絵画をはじめとする文化遺産を所蔵する、アメリカ、ニューヨークのメトロポリタン美術館から、65点が大阪市立美術館で展示されていました。しかもその内の46点が日本初公開ということもあり、大勢のお客さんで賑わっていました。普段はメディア、本などで目にしていた名画の実物が自分の目で観ることができて、感動で心が揺さぶられるような感覚でした。初めて目にする絵画もイヤホンから聞こえる解説を聞くと作品の背景や奥深さを知ることができて、感動もひとしおです。
数年前に新聞で見た、フェルメールの絵画のX線調査でキューピッドがフェルメール以外の人物に、黒く塗りつぶされていることがわかり、翌年から慎重に塗られた塗料を取り除く作業が進められてきました。そして再び姿を現したキューピッド。作品は『窓辺で手紙を読む女』所蔵しているドレスデン国立古典絵画館についで、なんと!今年7月から世界初ここ大阪市立美術館で公開されます。まさか、そんな貴重な作品が観られるとは夢にも思っていませんでした。日本で大人気のフェルメール。さらに謎めき神秘的なドラマがフェルメールの人気を高めますね。