平安時代の風俗・衣装を中心に展示する博物館
風俗博物館は、京都市下京区にある博物館で、日本の風俗や衣装について学ぶことができます。
展示室は1フロアで、平安時代初期を題材とした『竹取物語』や、平安時代中期を題材とした『源氏物語』に描かれたシーンを、四分の一サイズで展示していて、平安時代の服飾の流れを知ることができます。展示では、平安時代の宮中の様子が再現されており、当時行われていた行事や生活の様子をリアルに感じることができます。着物の模様など細部まで緻密に表現されていて、じっくり見ていると様々な発見があります。展示に使われている人形たちはとても多く、数えきれないほど。数が多いにもかかわらず、それぞれ表情が違っています。どれも可愛らしい表情で、見ていて飽きません。衣装だけでなく、建物や調度品も数多く再現されているのも魅力です。
また、解説パネルが各所に設置されているのでより知識を深めることができます。その他、縮小サイズではなく、等身大の時代装束をまとった人形もあります。
さらに、ホームページも充実しています。飛鳥時代から江戸時代まで、日本の服飾の歴史をイラスト付きで紹介。貴族や武士、庶民など、各時代ごと・身分ごとにどのような装束を身に着けていたのかがわかります。「衣装の知識」コーナーでは、十二単の変遷や、源氏物語にでてくる女房装束、日本の甲冑、ひな人形についてなど、衣装に関する様々なことを学べます。
色々なコーナーがある中で、特におすすめなのが「色彩と文様」。「重色目」「文様」「染め色」「織物の種類」の4つの項目があり、どれも色や文様の見本と、解説がセットになっていてとてもわかりやすいです。「重色目」では、公家が暮らしの中で取り入れていた色彩のコーディネートである3つの「かさねいろめ」について紹介されています。それぞれの季節でどのような色や文様の衣装を用いていたのかがよくわかります。この内容を確認してから博物館の展示を見ると、より面白いです。









