国宝旧開智学校(松本市開智)
私の幼児期より慣れ親しんだ旧開智学校が令和元年(2019年)に国宝に指定されました。長野県松本市開智に残る明治時代初期の洋風校舎です。明治時代の擬洋風学校建築として昭和36年に重要文化財の指定を受けた校舎は令和元年(2019年)に近代学校建築として初めて国宝に指定されました。地元出身の大工棟梁・立石清重によって設計、施工されました。バルコニーの彫刻では、流水の上に龍が躍り、わき立つ雲の上でキューピットが校名の額を支えています。内部を拝見すると当時の教室の様子や教育資料、大工棟梁・立石清重関係資料などが展示されております。