さきたま古墳群
埼玉県行田市にある博物館です。この博物館は埼玉県立さきたま史跡の博物館といって、行田市のさきたま古墳群の敷地内に整備された公園にあります。1969年に開館となり歴史も古いです。元々は資料館として開館されたそうですが、埼玉県の再編計画によって博物館として生まれ変わりました。建物は2つに分かれているのですが、本館には国宝展示室と企画展示室があります。さきたま古墳群の敷地内で出土した遺跡がたくさん展示されています。1981年に重要文化財、1983年に国宝に指定された『金錯銘鉄剣』というとても珍しい出土品も管理されています。その他にも稲荷山古墳からは、神獣鏡、硬玉勾玉、銀環や、刀剣、馬具なども出土されています。国指定の重要文化財には十鈴鏡があり、埼玉県の指定文化財としては、有形文化財に農夫埴輪、笑う埴輪、古瓦などがあります。どれも貴重な出土品ばかりで飽きずに見学することができるこの博物館ですが、アクセスも良好です。JR高崎線を利用する場合は『吹上駅』で下車をして、朝日バスの『佐間経由行田車庫』もしくは『佐間経由行田工業団地』行きの『産業道路』で下車して徒歩15分〜20分です。同じくJR高崎線の行田駅から市内循環バスを利用することで『JR行田駅前』から『埼玉古墳公園前』で下車して徒歩2分〜3分です。秩父鉄道『行田市駅』から朝日バスの『佐間経由吹上駅』行き『産業道路』で下車をして徒歩15分〜20分くらいというルートもあります。最近では博物館の見学だけではなく、『のぼうの城』という映画にも出てきたことで有名になっています。丸墓山古墳は戦国時代に豊臣と北条が争った際、北条系のお城である忍城を石田三成が攻め、水攻めなどをしました。この古墳を拠点として戦ったそうですが、その記録は今でも現地に残っているんです。今でもこの古墳の上から忍城を確認することができます。住宅が建ってしまっているので確認しづらいですが。色んな歴史にもかかわっている古墳ですので是非見学に行ってみてください。