とても勉強になりました。
埼玉県立自然の博物館は、埼玉県秩父郡長瀞町に位置する自然科学系の県立博物館です。1921年に秩父鉄道株式会社が設立した「秩父鉱物植物標本陳列所」を前身とし、1981年に埼玉県立自然史博物館として開館しました。2006年に現在の名称に変更されています。
博物館の目玉展示として、巨大ザメ「カルカロドン メガロドン」の復元模型や、謎の海獣「パレオパラドキシア」の化石が挙げられます。これらは、かつて埼玉県が海だった時代の生物を示す貴重な資料です。特に、パレオパラドキシアの化石は2016年に国の天然記念物に指定されました。
常設展示では、埼玉県の自然史を3億年にわたって紹介しています。地学展示ホールでは岩石や鉱物、化石などを展示し、生物展示ホールでは動植物の標本を展示しています。また、埼玉の森林と四季の変化を体感できる大ジオラマも設置されています。
企画展示室では、定期的に特定のテーマに焦点を当てた企画展が開催されます。これらの展示を通じて、埼玉県の自然の特性や見どころを分かりやすく解説しています。
博物館の敷地内には「日本地質学発祥の地」の碑があり、長瀞地域が地質学研究の重要な場所であることを示しています。また、「カエデの森」や高さ20m以上のメタセコイアなど、野外展示も充実しています。
入館料は一般200円、高校生・大学生100円、中学生以下無料となっています。秩父鉄道「上長瀞駅」から徒歩約5分、「長瀞駅」から徒歩約15分とアクセスも良好です。
博物館では、展示だけでなく、自然観察会や講座などの教育普及活動も行っています。また、地域の自然に関する調査研究も実施し、その成果を展示や出版物を通じて公開しています。埼玉県立自然の博物館は、埼玉県の自然史を学び、理解するための重要な施設として、地域の自然教育と研究に大きく貢献しています。
または館内にスタンプラリーがございまして、子供も楽しめる環境になっていて、いろんな標本もあってとても楽しかったです。