写真撮影の基礎知識 ステップアップ編

光をうまく使いこなそう!

絞り優先オートでの写真撮影

一眼レフカメラには、絞りやシャッタースピードを自動で設定する「プログラムオート」の他、様々な撮影モードがあります。写真撮影の幅を広げるには、「絞り優先オート」「シャッタースピード優先オート」「マニュアル」など、プログラムオート以外の撮影モードを試してみる必要があるでしょう。

ここでは、「絞り値」を撮影者の任意で設定する「絞り優先オート」をご紹介します。

絞り優先オートを理解する

絞り値(F値)を撮影者が設定すると、その値に対して最適な明るさになるようカメラがシャッタースピードを自動で調整するモードが「絞り優先オート」です。写真のボケ味を調整したいときに利用し、風景写真の撮影をはじめ使用頻度の高いモードと言えるでしょう。

絞り優先オートで撮影する

絞りを「開いて」花を撮影

使用カメラ:Canon EOS-1D X
使用レンズ:EF100mm F1.4 マクロ 使用
設定状況:ISO100、1/1250秒、F2.8、±0補正
絞りを「開いて」花を撮影

絞り優先モードで撮影するにはまず、撮影ダイヤルを「A」もしくは「Av」に合わせます(絞り優先オートを表すアルファベットは、機種によって異なる)。次に、ダイヤルを回してF値を任意の数値に設定。「写真撮影の基礎知識(ステップアップ編)露出」の記事でご説明したように、F値が小さくなる程(絞りを開ける)背景のボケ味は増し、反対にF値が大きくなる程(絞りを絞る)広い範囲でピントが合います。

このとき、ISO感度やホワイトバランスを任意に設定したい場合は、各種設定で好みの数値に設定すると良いでしょう。すべての設定が整ったら、あとは被写体にレンズを向けて構図を決め、シャッターボタンを押すだけです。

絞り優先オートに設定した際のシャッタースピード

絞りを「絞って」風景を撮影

使用カメラ:Canon EOS-1D X
使用レンズ:EF17-35mm F2.8 使用
設定状況:ISO100、1/125秒、F11、±0補正
絞りを「絞って」風景を撮影

絞り優先オートで撮影すると、シャッタースピードはカメラが自動で調整することは前述でも触れました。では、絞りを変えるとシャッタースピードはどのように変化するのでしょうか。

F値を小さくした場合、シャッタースピードはそれに応じて速くなります。シャッタースピードを速くして手ブレを防ぎたい場合は、F値を小さくすると良いでしょう。特に、暗い場所での撮影は調整が必要です。

反対に、F値を大きくするとそれに応じてシャッタースピードは遅くなるため、シャッタースピードを遅くして流し撮りをしたい場合は、F値を大きくすると良いでしょう。

シャッタースピードに注意

絞り優先モードで撮影する場合は、シャッタースピードにも注意を払って下さい。F値を大きくして撮影する場合は、特に注意が必要です。F値を大きくするのに連動して、シャッタースピードは遅くなります。

例えば、標準ズームレンズを使って撮影する場合では、1/30秒より遅いシャッタースピードでは手ブレがおきやすいとされており、プログラムオートで撮影していた際は、F値に応じた適正なシャッタースピードをカメラが自動調整するため、手ブレを気にすることなく撮影ができます。

一方で絞り優先オートでは、F値に気を取られて数値を大きくし過ぎると、シャッタースピードが遅くなりブレが発生。その際は絞り値を変更するか、三脚を使用するなどして手ブレを防ぎましょう。

なお、「写真コンテスト」などで募集する写真は、まず手ブレやピンボケ、画面のゆがみ、露出の間違いがない(狙ったテクニックは可)写真が求められます。撮影モードに注意して、撮影をしましょう。

写真撮影がうまくなりたい方や、写真コンテストにチャレンジしてみたい方必見!ホームメイト・リサーチの「写真教室」で素敵な写真を撮影するコツを学びましょう!
写真教室の「光をうまく使いこなそう!」ページでは、撮影技術向上の上で欠くことのできない光についてご紹介。測光やISO感度、ホワイトバランスについて解説しています。カメラによっては自動で調整できることもありますが、自分が思う通りの写真を撮るためには、押さえておくべきポイントです。
また、一眼レフカメラの「絞り優先オート」や「シャッタースピード優先オート」で上手に撮影するコツも掲載していますので、ぜひ参考にして下さいね。
光をうまく使いこなして、個性の光る写真をたくさん撮影しましょう!