写真撮影の基礎知識 ステップアップ編

絞りと露出をマスターしよう!

露出補正

露出の仕組みを理解したら、実際に「露出補正」を設定して撮影してみましょう。

カメラが算出した露出の値を任意に変更することで、目で見たときに近い明るさへと写真を仕上げることができます。また、わざと明るい写真に仕上げたい際も露出補正を利用すると良いでしょう。

より質の高い写真撮影を行なうためには、露出を適切にコントロールする必要があります。

露出を補正する

デジタル一眼レフカメラでは、カメラ内蔵の露出計が光の量を測定し、適正露出を算出しています。つまり、プログラムオートで撮影した場合には、適正露出に合わせて絞りやシャッタースピードを自動設定していることになるのです。

大きな失敗をすることなく撮影ができる利点がありますが、カメラの露出計に頼り過ぎてもいけません。シーンによって極端に明るい部分があったり、非常に暗い部分があったりすると、適正露出を得られないケースもあります。そこで行なうのが、撮影者自ら設定する露出補正です。

プラス補正で被写体の色味を引き出す

プラス補正で被写体の色味を引き出す

使用カメラ:Canon EOS 5D Mark III
使用レンズ:EF 100mm マクロ F2.8使用
設定状況:ISO100、1/320秒、F5、±0補正

露出をプラスに補正し、画面全体を明るくすることで被写体を鮮明にはっきりとした印象に仕上げることができます。右の写真は、プラス補正が必要な例です。白い被写体に対し、背景が暗いため全体的に黒っぽい仕上がりになっているため、プラス2程度の補正で明るい印象になります。

日中の撮影では、被写体に対する太陽の位置によって「順光」「斜光」「逆光」の3パターンに分けられます。順光の場合は、被写体との明暗差は小さいため基本的には露出補正は必要ありませんが、斜光と逆光のときはプラス補正が必要となってくることが多くあります。

プラス補正を行なう場合は、明暗の差をしっかりと見極め、特定の部分だけ明るくなり過ぎないよう注意することがポイントです。

マイナス補正で被写体の色味を引き締める

マイナス補正で被写体の色味を引き締める

使用カメラ:Canon EOS 5D Mark III
使用レンズ:EF 70-200mm F2.8使用
設定状況:ISO200、1/125秒、F5、±0補正

写真をマイナスに補正し、暗くすることで被写体の色味を引き締めることができます。右の写真は、マイナス補正が必要な作品の例です。メインが黒い物体はあえてマイナスに補正することで被写体が際立ち、主題がはっきりと伝わってくる印象を受けることでしょう。

開けた風景を撮影する場合など画面にフラットな印象を持った際は、マイナス補正を設定してみると良いでしょう。画面のコントラストを高めるために、順光や逆光であってもマイナス1程度の補正を設定することで効果的に働くことがあります。

特に晴天時の撮影で、日陰の部分を撮影する際はマイナス補正するのが一般的です。陰の部分が明るくなり過ぎては、画面全体にメリハリがつかず締まらない印象を受けてしまいます。

仕上がりイメージを明確にする

露出補正は、被写体の正確な色を表現することはもちろん、撮影者のイメージに合った写真に仕上げるためにも役立ちます。そのため、明るめや暗めなどの判断は撮影者自身の好みに左右される部分が大きくなります。

適正露出を得るためのセオリーはあっても、それらはあくまで基準でしかありません。被写体やその背景をしっかりと見極め、仕上がりイメージを明確にすることで、自分にとっての適正露出を導き出しましょう。

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写真教室の「絞りと露出をマスターしよう!」ページでは、写真撮影のスキルアップのために必要な絞りやシャッタースピード、露出、露出補正、被写界深度についてご紹介。これらを理解することは、撮影技術上達の上で必要不可欠です。
同じシーンを撮影した写真でも絞りやシャッタースピードを少し変えるだけで、全く異なった雰囲気の写真になります。
オリジナリティや味のある写真を撮影するために絞りやシャッタースピード、露出、露出補正、被写界深度について学び、素敵な写真をたくさん撮影しましょう!