知っていると差がつくコツ

テクニック集

フレーミングのコツ

構図と同義として扱われることもあるフレーミング。その違いから、効果的な手法までをご紹介します。

「フレーミング」と「構図」の違い

フレーミングは、風景撮影の際によく使われる手法で、肉眼で見える景色をファインダーを通してフレーム内に収め切り取ること。一方、構図は、フレーミングした被写体を角度や撮影距離も考慮して配置することを言います。

どこまでが「フレーミング」でどこまでが「構図」かの定義は難しく、フレーミング手法は、「構図」の手法と解釈されることもあります。

フレーミング手法

意識するだけで様々な効果を発揮する、代表的な手法をご紹介します。

額縁効果

額縁効果

寺院の門や家の窓枠などを、あえてフレーム内に入れて写真撮影をする手法です。門や窓枠が額縁のようになり、奥に写るものを強調させることができ、特に風景写真に効果的。

紅葉に包まれた寺の本堂や、窓から見える海岸などが縁取られ、絵画のような印象にも。他に、木の枝や建物なども額縁になり得ます。

また、「室内からは海が見える」というように、一枚の写真で状況を説明することもできます。

傾き効果

傾き効果

画面をあえて傾けると、動きや流れが生まれます。動いている人物や風景などの写真撮影の際に使うと、効果的なアクセントに。傾け過ぎると、わざとらしくなるので注意しましょう。

アングル効果

アングル効果

背の高い花や人物を写真撮影する際、ハイアングルとローアングルの差は顕著に表れます。

ハイアングルの場合は、被写体の上部が大きくなり、下部は小さく(短く)写ります。一方、ローアングルからあおるように写真撮影すると、下部が大きく(長く)なり全体的に背の高い印象に。

人物の表情や顔そのもの、花の花弁を主題として表現したい場合は、ハイアングルが効果的。人物の長い脚や、背の高い花が空に伸びていく様子を表現したい場合はローアングルを。もし屋外であれば空なども活用でき、開放感のある空間を作ることもできます。

左右(上下)対称効果

左右(上下)対称効果

三分割法を使った構図では、広がりや落ち着きを感じますが、中心を軸に左右対称にフレーミングすることも効果的です。城や神社、公的施設などは左右対称な造りが多く、建築的な造形美がより強調されます。

また、上下対称な風景としては水面反射を利用して写真撮影しましょう。水面との境界をフレームの中心横軸に合わせると簡単。「逆さ富士」が有名ですが、池に写る植物など身近な場所でも見つかるかもしれません。また、縦位置と横位置でも印象は大きく変わります。

対角線効果

対角線効果

フレームの四隅を意識してフレーミングしましょう。例えば、道路や木の枝などを、フレームの右上もしくは左上のほうに向けると動きが生まれ、躍動感が感じられます。

川の流れであれば下方向、鯉のぼりが風になびく様子であれば上方向の対角線を意識すると効果的。ここから角度や撮影距離を変えると、その効果の強弱を付けることが可能です。

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