知っていると差がつくコツ

テクニック集

ピンボケを防ぐ

ピントを合わせる方法は、カメラボディの前面やレンズの側面に付いている「オートフォーカス(AF)」と「マニュアルフォーカス(MF)」によって異なります。

オートフォーカスのほうが操作は簡単ですが、この2つに優劣はありません。それぞれに特徴があるので、撮影条件や好みで使い分けて、ピンボケを防ぎましょう。

オートフォーカス(AF)で撮影する

シャッターボタンを半押しすることでピントを合わせることが可能。ピントが合えば、あとは全押しをして撮影するだけです。

初期設定の場合、フォーカスポイントのピントは画面の中央になりますが、画面の中央以外の位置にピントが合った被写体を置きたい場合は、後述のフォーカスロックを活用すると便利。

ピンボケ例

ピンボケ例

使用カメラ:Canon EOS 5D Mark III
使用レンズ:EF 24~105mmズーム
4L IS USM使用
設定状況:ISO400、1/160秒、F5、±0補正

ピントが合っている例

ピントが合っている例

使用カメラ:Canon EOS 5D Mark III
使用レンズ:EF 24~105mmズーム
4L IS USM使用
設定状況:ISO400、1/160秒、F5、±0補正

特徴

ピント合わせの速効性は抜群です。前述のように半押しすることでピントが合うため、手軽に写真を撮影することができ、フォーカスポイントが中央にある場合は、中央でピントが合いますが、上下左右の好きな位置にピントを合わせる設定もできます。

フォーカスロック

シャッターボタンを半押ししている状態で、カメラの位置を移動させると、ピントを合わせたポイントの状態を維持したままシャッターを切ることを「フォーカスロック」と言います。

まず、自分がピントを合わせたい被写体にフォーカスポイント(初期設定の場合は中央)を移動させ、シャッターボタンを半押しし、次に体を軸にしてカメラを移動させ、自分が撮影をしたい構図を決定。最後にシャッターを押して撮影します。

半押し状態であれば、カメラを左右に動かしても被写体で合わせたピントはずれません。これはオートフォーカス機能の大きな特徴です。

連続AF

通常のオートフォーカスを「シングルAF」と言うのに対して、「連続AF」と言うフォーカスモードがありますが、これはシャッターボタンを半押ししてもフォーカスロックが働かず、被写体に応じてピント合わせをし続けるモード。

自動でファーカスエリアが移動する予測駆動フォーカスが働くので、動く被写体に対して有効です。「コンティニュアスAF」、「サーボAF」とも言います。

これとは別に、被写体が静止体か動体かをカメラが判断し、「シングルAF」か「連続AF」かを自動で選択する「自動選択AF」と言うフォーカスモードもあります。

マニュアルフォーカス(MF)で撮影する

マニュアルフォーカスでは、ファインダーを覗きながらレンズのフォーカスリング部分を手動で調節し、ピントを合わせます。自分の目と指が頼りとなるので、初めは難しさを感じるかもしれません。

特徴

オートフォーカスの場合、暗い場所や強い逆光での写真撮影では、カメラがどこにピントを合わせていいか判断できず、ピントが合わせられないことがありますが、その場合は、マニュアルフォーカスを選択すれば、自分でフォーカスリングを調節してピントを合わせることができます。

また、微細なピント調整が必要な写真撮影の場合、マニュアルフォーカスが有効です。シビアなピントの判断が必要となりますので、集中力が必要。

コツはありません。マニュアルフォーカスで写真撮影を繰り返すことでピンボケせずに写真を撮影できるようになるはず。あとは慣れが必要です。

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